町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

ブログ版 週刊五十嵐レポート(692号)「戦略の欠如」

ブログ版 週刊五十嵐レポート(692号)「戦略の欠如」

ランチェスター組織戦略のテキストの中に、

「学校卒業後にする仕事は、全て戦術。
独立してする仕事も戦術が中心。
そのために、戦術に詳しい社長は多い。
中には、戦術だけが経営と信じ込んでいる社長がいる」
と書かれています。

戦術は知っているが戦略は知らないために、
業績不振に陥っていることが多いということです。
これは中小企業経営者に対して言っています。

平成26年11月の日経新聞「私の履歴書」はコマツ相談役の坂根正弘氏です。
坂根氏のコメントを抜粋してみます。

「取締役になって新事業推進室を担当した。
事業領域を建機以外にも広げるのが狙いだが、
過去の非建機事業の取組みは必ずしもうまく行っていない。

日本企業にありがちな
『市場規模が大きいから参入する』
『手持ちの技術が活かせるから参入する』
という横並びの発想がコマツにも根強く、それが飛躍を妨げていた」

「コマツの新規事業が苦戦してきたのは、
一言でいえば、
戦略の欠如だ。

独自の強みがないままに、
規模を追いかけて大きな市場に参入し、
他社と差別化できずに収益が低迷するパターンが多かった」

建設機械で国内トップ企業のコマツでも
新規事業を展開するときに戦略を知らなかったために
苦戦したことが書かれています。

これは何を意味しているのでしょうか。
新規事業では新参者になります。
「強者」、「弱者」でいえば、「弱者」に該当します。

建設機械では「強者」のコマツは、
建設業界では強者の戦略でうまくいきます(規模拡大・マネ)。

しかし新規事業では弱者ですので
強者の戦略をとれば、苦戦するのは必定。

ここでいう弱者の戦略とは、
大きな市場ではなく小さな市場を対象にすること。
物まねではなく独自性を発揮して他社と差別化を図ることです。

戦略には中小企業も大企業もありません。
再確認。
戦略には2通りある、
「弱者の戦略」と「強者の戦略」です。

週刊五十嵐レポートのエキスが「新・経営の志手帳」です。(アマゾンでどうそ)

 

 

☆You Yube(動画)チャネル

★11月2日(日)から町コン経営塾は「組織戦略」がはじまりました。

★12月11日(木)第6期ランチェスター経営戦略セミナーvol.4「営業戦略」が開催されます。

★告知★7年ぶりに小冊子を発行!「新・経営の志手帳」 1000円(税抜き)販売中

㈱五十嵐コンサルティングオフィス
〒133-0051東京都江戸川区北小岩6-21-5

℡:03-3659-7703
東京の下町から中小企業経営者にランチェスター経営戦略を発信する
「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉

税理士・会計事務所の顧問先を支援する「町コン倶楽部」

★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家

(下町:江戸川区・葛飾区・墨田区・江東区・足立区・台東区・荒川区 千葉県:市川市・浦安市・松戸市・柏市・船橋市)
※町コンは㈱五十嵐コンサルティングオフィスの商標登録です。(登録番号第5333913号)

 

お問い合わせ

お電話でのお問い合せ 03-3659-7703 
営業時間: 定休日: