日経「ノンバンク　新興国開拓」から経営戦略を学ぶby東京「町コン」五十嵐ブログ

平成24年7月8日（日曜日）、日経新聞企業総合・経済欄「ノンバンク新興国開拓　クレディセゾン　ベトナムで割賦販売　JCB　ブラジルに現地法人」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

クレジットカードや信販などのノンバンク各社が新興国を開拓する。
クレディセゾンは2013年にベトナムや中国で二輪車や家電製品の分割払い事業を始める。
ＪＣＢはブラジルに現地法人を設立し、南米市場の開拓を本格化する。

拡大する中間層の購買意欲取り込みを狙う。

クレディセゾンはベトナムの大手財閥、ペトロベトナムの金融会社と提携し、
年内にもクレジットカードを発行する。
１年後をメドに現地法人を設立し、ハノイやホーチミンなどで二輪車の割賦販売事業を始める方針。
中国では来春にも現地法人を立ち上げ、天津で携帯電話やパソコンなどの分割払いを始める。
数年後に両国の取扱高で30億円程度を目指す。

新興国ではここ数年、金融面での法整備が進み、現地の銀行などが取り組みを強化。
購買力を持った中間層が拡大しており、販売金融は成長市場と見込まれる。

日本国内は少子高齢化や消費意欲の落ち込みで、市場は落ち込む。
新興国での展開は、急速に動きが広がりそう。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
ベトナムに掲載視察ツアーで3回訪問したが、
個人のファイナンスが未整備。
そもそも銀行を信じていない。タンス預金。

ベトナムではネット通販もこれから。
ネックは、物流（宅配）とキャッシュオンデリバリー（代金の回収）。
クレジットが未発達のため。

すんなりはいかないと思うが、
日本の戦後30年代同様にこれから割賦やクレジットが浸透していくことになるだろう。

難しいことには、それと同等かそれ以上の良いことが隠されている。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉