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●R、エリア絞り戦力集中 ●物価の優等生とは言わないで ●陰の徳

「R、エリア絞り戦力集中」

5月28日付朝日新聞の
「ウクライナ侵攻」記事。

ロシア軍は序盤戦で
首都キーウの攻略に失敗した後、
東部に戦力を回したものの戦線は膠着状態。

ロシア軍は当初、
『ドンバス地方全体』を南北から切り取るように、
『一気に』包囲する狙いだった。

北はハルキウから南下、
南はマリウポリから北上することで、
東部のウクライナ軍を囲い込む計画。

だがウクライナ軍の抵抗を受け進軍は停滞。

そこで
より『小規模なエリア』に狙いを絞り、
『少しずつ』支配地域を広げる作戦に転換した。

ロシア軍が攻勢をかけている
セベロドネツク周辺は
ドンバス地方の『ごく一部』。

ロシア側支配地域に
『隣接するエリア』に集中することで
数で優位に立つロシア軍が徐々に前進している。

ロシア軍は強者、
ウクライナ軍は弱者。

当初、
ロシア軍は短期決戦を考え、
首都キーウを攻めたが、
ウクライナ軍の予想以上の善戦に当初の目的はとん挫した。

強者の戦略で失敗した。

次に東部ドンバス地方でも
一気に全体制圧をしようとして、
二正面作戦をしたがうまく行っていない。

これも強者の戦略。

今度は、
ドンバス地方を細分化して、
ロシア側支配地域に隣接する地区から
一つひとつ落としていった。

この作戦は一気には行けず、
長期間必要になる。

これは弱者の戦略。
これがうまく行っている。

戦略は元々「軍事用語」、
経営に応用して「経営戦略」
という言葉が生まれた。

兵器が著しく発達しても、
派手な(空中戦)強者の戦略より
地味な(地上戦)弱者の戦略が有効である
というのは驚きである。

ロシアの作戦は、
ランチェスター経営で言うと、
「陶山訥庵の猪全滅作戦」。

長崎県対馬の2万頭の猪を対馬を9つに分け、
9年かけて全滅させた「地域戦略」。

経営に戻すと、

小さな会社にとって、
強者の戦略はやってはいけない。
身を亡ぼす。

小さな会社は、
小規模エリア(もすくは分野・商品)を集中して、
少しずつ顧客を開拓して、
顧客の密集度を高める。

長期間かけて強いもの作り、
一番作りをしていく。

くれぐれも一気にとは行かないこと。

ロシアが弱者の戦略をしたら、
長期戦になる。
世界には、良い事ではない。

 

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