「2040年問題」
「2040年問題」というのがある。
団塊ジュニア世代(1971~1974年生れ)が
65歳以上の高齢者になる時期が2040年前後。
人口ピラミッドの変化が最も急激に進む時期。
働き手世代(15~64歳)の人口が大幅に減少、
業界によっては、
人材不足が深刻になり
経済活動の維持が難しくなる可能性がある。
帝国データバンクによると、
2024年全国の休廃業・解散件数は
6万9019件で過去最多。
廃業が増えている原因は、
代表者の高齢化と後継者不足、
それと業績の悪化、経営環境の悪化。
(倒産は10,006件)
ある業界では全体の市場が縮小傾向にある。
仕入先や得意先も小規模企業では
社長の高齢化と後継者がいないことが多々ある。
ある会社の社長は、
廃業する仕入先や得意先の
機械や従業員を引き取る。
決してM&Aではない。
機械は処分する場合、費用がかかる。
それを安く買い取る。
機械を操作できる従業員をそのまま引き受ける。
販売先も引き継ぐ。
少ない資金で垂直統合をしていく。
急がない、廃業するのを待つ。
業界市場は縮小するが、
この会社の業容は拡大していく。
視点を変えると縮小の業界がバラ色になる。
8月31日付朝日新聞、
「介護と仕事」の記事の中に、
父親を介護するようになった。
ケアマネジャーに相談すると、
「ヘルパーが不足しており、
夜の介護はできません」と言われた。
そこで頼ったのが
介護保険「外」サービス。
保険外サービスは深夜なども利用しやすく、
制約の多い保険サービスより
幅広いサービスを受けられる。
しかし、
全額が自費負担となる。
ここで一つの疑問がある。
介護保険サービスでは人材がいないのに、
保険外サービスにはなぜ人材がいるのか。
介護保険サービスは
「低報酬」「規制が厳しい」「負担が大きい」
ため離職・人手不足が深刻。
保険外サービスは
「高単価(価格を自由に設定できる)」
「柔軟」「負担が軽い」 ため人材が集まりやすい。
なるほど。
2024年の介護事業者の
倒産・廃業・解散は784件で
7割以上が訪問介護事業者。
2040年問題は人口動態に基づく、変化。
外れることはない。
その中で対策はある。
バラ色になるか、灰色になるか。
本人次第。