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●3つの不安 ●頑張らない。低い志 ●速やかな補修

「3つの不安」

5月21日付日経新聞、
「今期、経営者に3つの不安」という記事。

上場企業の決算会見などの
コメントからリスク要因を探った。

1.原材料高(円安も加わる)、
2.ロシアによるウクライナ侵攻長期化、
3.中国の都市封鎖による供給網混乱。

原材料高に関しては、
大方当分続くという見方。

対策は価格を転化するしか方法はない。
価格転嫁できる企業とできない企業に分かれ、
業績も二極化していく。

中国に都市封鎖は、
時期が来れば解除されるので、
混乱は一時的であり長期化はしない。

一番読めないのが
ロシアのウクライナ侵攻がいつ終結するか。

今から10年ほど前、
日本産業界では、
「六重苦」と言われた。

1.円高、
2.法人税率の高さ、
3.自由貿易協定の遅れ、
4.電力不足、
5.労働規制の厳しさ、
6.環境規制の厳しさ。

今では円高が円安になっただけで
その他は今でもほとんど変化がない。
時間が経つと常態化して平気になる。

今の3つの不安も
いづれ常態化して気にしなくなる。

5月22日付日経新聞、
「外食、4年ぶり出店増」という記事。

コロナ禍で不採算に陥った店舗の閉鎖が一巡し、
出店数から閉店数を差し引いた店舗増加数も
コロナ禍の19年度の2倍の水準に達する。

大手外食が22年度動き出した。
裏を返せば、
20年度、21年度は
ほぼほぼ大手は動いていなかったことになる。

中小企業の飲食店はどうしたか?
コロナ禍の約2年強で出店した。

ある飲食店社長、
「20年の最初の非常事態宣言時はきつかったが、
ピンチがチャンス。

資金が潤沢にあったおかげで、
新規出店ができた。

コロナ禍でなければ、
我々中小企業が出店できない立地。
条件もこちらの言い分が通った」。

またある小売業の社長、
「ショッピングモールに3ヶ所入居できた。
こちらの条件を飲んでくれた」。

弱者は強者と同条件では
戦っては勝てない。

厳しい環境下の中では強者も動けない。
このような時に動けるか否か。

いざという時に、
毎期毎期の積み重ねが生きる。

 

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