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●隣の芝生は青くない ●熱狂顧客 ●適量を知る

「隣の芝生は青くない」
 
労務について悩む社長が多い。
これは永遠のテーマ。
 
最近の新入社員の非常識さに驚いた社長の話。
 
社長、「これをコピーしてくれ」と新入社員に頼んだ。
すると新入社員はコピー機の前にじっと立っていた。
何をするかと思いきや、スキャンをしていた。
 
コピーの取り方が解らなかった。
 
社長、「請求書を作っておいてくれ」と頼んだ。
出てきたのが宅配便の着払いの伝票。
 
請求書の作り方を知らなかった。
 
新入社員、「コンビニに行ってきます。何か買うもの、ありますか?」。
社長、「(いつものセブンカフェ)コーヒーをお願い」。
買ってきたのは、(飲まない)缶コーヒーだった。
 
日頃の社長の姿を見ていないことにショックを受けた。
 
このように嘆く社長の共通点は、
会社に業務規則集・手順書(マニュアル)がない。
 
新入社員を嘆くよりも、
新入社員のお陰で、
業務規則集・手順書を作る機会にする。
 
その業務規則集を使って社内研修を行う。
中小企業における「いい会社作り」のはじまり。
 
年商30億円、経常利益5億円、従業員100人の会社の話。
 
6年前から新卒採用はじめ、6期目に入った。
人材教育に力を入れ、
業績を年々伸ばしていった。
 
昨年まで退職者は出ていなかったが、
今年に入って、2期生、4期生で1人ずつ辞めた。
 
1人は外資系企業に転職。
仕事が出来、ほとんど定時で仕事が終わる。
そのため残業はない。
 
一方、ある後輩は仕事が遅く、
いつも2、3時間の残業をしていた。
年収で後輩の方が多くなった。
 
これではやってられない。
結婚を機に転職をした。
 
社長は社員の聴き取り調査をした。
「5年後、10年後の自分たちはどうなるんだ。
はっきりしていない。不安である」。
 
これを機に、社員のキャリアプラン作り、
賃金体系を見直し始めた。
出戻り社員も認める。
 
「隣の芝生は青くない」と社員に思われるように、動き出す。

 

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