「超訳 孫子の兵法」
九州旅行へ行く飛行機の中で本
「超訳 孫子の兵法(最後に勝つ人)の絶対ルール」
(田口佳史著:三笠書房)を読んだ。
田口氏は東洋思想研究家の第一人者。
私は「孫子の兵法」は
中国語の原書を含め10数冊は読んできた。
「孫子の兵法」のはじめに「五事」がある。
戦う前に5つの基本問題をもって戦力を検討する。
5つは「道」「天」「地」「将」「法」。
「道」は原書では、
国民と君主を一心同体にさせるもの。
国民は君主と生死を共にする。
田口氏の超訳では、
10年・20年・30年後の自分をリアルに
イメージすることを意味する。
「思い」と「行動」を一つにする。
憂いや迷いがなくなり、
困難さえも喜んで受け入れる。
「天」は原書では、
昼夜・晴雨・寒暑・季節などの
時間的条件を指す。
田口氏の超訳では、
時代性。時代が自分のやっていることの
追い風になるように計画する。「
たまたま」はない。
「時代の追い風が吹いた」にもっていく。
「地」は原書では、
地形の有利不利などの地理的条件を指す。
田口氏の超訳では、
自分が活躍するフィールドのこと。
自分の天性に合った分野、
自分に向いているもの、
競争のないオンリーワンの分野のこと。
「将」は原書では、
智謀・信義・仁慈・勇気・威厳など
将帥の器量のこと。
田口氏の超訳では、必須能力。
目標達成するための必要不可欠な能力。
「現場の長であるリーダーがしっかりしていなければ、
会社の目標は達成できませんよ。
立派なリーダーとは智謀があって、
信頼されて、部下思いで、勇気があって、部下にも自分にも厳しい、
智・信・仁・勇・厳を備えている人ですよ」
ということを意味している。
必須能力を明確にして、
研鑽に励むことが大事。
「法」は原書では、
軍の編成、職務分担、軍需物資の管理など軍制のこと。
田口氏の超訳では、
己に克(か)つこと。
自分自身を厳しく律すること。
世の中には目標達成を阻む甘い誘惑が満ちている。
「そっちに行ってはダメだ」と言い聞かせなくてはならない。
競争のない・他社より秀たるオンリーワンになる。
周りもハッピーになる。
そのための心得と実践。
2500年超のロングセラー「孫子の兵法」。