「赤字事業をどうるす」
5月16日付日経新聞、
「ノリタケ、祖業の食器継続」という記事。
アクティビスト(物言う株主)から
不採算事業の撤退を含めた見直しを要求されていた
(祖業だとしても資本コスト以上の資本効率を出すことが
不可能な不採算事業から撤退することなどを求めた)。
しかし、
ノリタケは祖業の食器事業を
継続する方針を明らかにした。
ノリタケの2026年3月期
売上1,429、営業利益111(単位:億円)
工業機材売上564、営業利益16。
セラミック・マテリアル売上500、営業利益83。
エンジニアリング売上298、営業利益18。
食器売上67、営業利益-6。
全体の売上に対する食器の構成比は4.68%。
工業機材39.46%、セラミックマテリアル34.98%、
エンジニアリング20.85%。
食器が唯一の赤字部門。
考え方は二つある。
全体売上の5%以下の事業部で赤字も
全体から見れば微々たるもの。
会社の祖業だから残しておいてもいい。
もう一つは、
全体売上の5%に満たない事業が
毎期赤字を垂れ流しており、
祖業と言えどもお荷物になっている。
分社化して切り離し、独立採算でやるか、
事業譲渡する。
ノリタケの選択は前者の事業継続。
セラミック・マテリアル事業部に吸収。
5月19日付日経新聞、
イトーヨーカ堂社長のインタビュー。
イトーヨーカ堂は2025年9月に
米投資ファンドの傘下に入った。
再成長に向けて総合スーパーから
食品スーパーへの転換を急ぐ。
プライベートブランドの品数を増やし
安くっても儲けられる体質にする。
教育に投資。
顧客ではなく本部を見て仕事をしていたとうのが、
旧イトーヨーカ堂の業績悪化要因だと思っている。
一丁目一番地の顧客満足というところを
全社で取り組まなければ本質の業績改善につながらない。
ノリタケの食器事業部は
5期以上営業赤字が続いている。
数字はウソをつかない。
経営のやり方が根本的に
間違っていることを証明している。
売上1000億円以上の企業が
売上70億円を扱うのは小さすぎる。
食器事業は中小企業である。
やり方は別にあるのではないか。