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●賃上げしました ●3メガ新卒採用 ●いたずらに凶を忌み、脅えない

「賃上げしました」

首相官邸のホームページにこう書かれている。

「人への分配は、『コスト』ではなく、未来への『投資』です。
官と民が、共に役割を果たすことで、成長の果実をしっかりと分配し、
消費を喚起することで、次の成長につなげます。
これこそが、持続可能な経済、そして、
成長と分配の好循環による新しい資本主義を実現するための要です」。

「成長の果実を、従業員に分配する。
そして、未来への投資である賃上げが原動力となって、
更なる成長につながる。こうした好循環を作ります。

公的価格の引き上げ、賃上げ税制に加え、
原油や原材料価格が上昇する中、
中小企業等が適切に価格転嫁を行えるよう、環境整備を進めます」。

連日新聞紙上には
上場企業の優良企業が
順次賃上げのニュースが伝わってくる。

一方、
中小企業でも「賃上げ」したという声も聞こえてくる。

前号(第1112号)で
「大工半減」の記事について書いた。

ある工務店後継者は、
「今後も大工を採用、育成していくには、
給料を上げることと休みを取らせること。この2点」
(大工減少の一つは建設業界平均年収が下回っていること)。

中国古典「韓非子」では、
「人間を動かしている動機は何か。
愛情でもない、思いやりでもない、義理でも人情でもない、
ただ一つ、利益である。人間は利益によって動く動物である」と。

ある中小製造業者も賃上げをした。
賃上げするには原資が必要。
それは「粗利益」。

他社より有利に粗利益の補給源を確保していないと
他社より経常利益は多く出せない。

つまり、
賃上げができない。

他社より有利な粗利益を
確保できることとは何か。

強い商品を持つ、
強い営業地域を持つ、
強い客層を持つと

効率上昇により収益力が高まり(労働生産性向上)、
賃金増となる。

人手不足業界の話。
従業員は当初、
人を採用しないと仕事ができないと言った。

しかし、
営業地域を狭め、
そこで顧客作りを集中し、
地域外は営業しない方針にした。

結果、
移動時間が短縮され(経費削減)、
現在の人員だけで顧客が増え(売上増・利益増)、
尚且つ人員に余力(成長力)が生まれた。

小さな会社でも
有利に粗利益を補給できる所は
賃上げができることが判明。

 

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