「負のスパイラルを変えたい」

12月12日付朝日新聞デジタルに
「井上尚弥世界戦、リング外の戦い」という記事。

インターネット配信サービス「ひかりTV」は
ペイ・パー・ビュー（PPV）と呼ばれる
課金放送方式で世界戦を売り出している。

PPV放送を決めた経緯は、
ボクシング業界は、ジム経営、
選手個人とってビジネスとして厳しい現実がある。

選手寿命が短い、
強くても十分に稼げない、
負のスパイラルがある。

この構造を変えたい。

野球のように定期的に試合が続く
スポーツはサブスクリプション
（定額配信サービス）が適している。

PPVは希少性が必要。
なかなか見られないから
お金を払って見ようとなる。

ボクシングにはPPVは適している。

現状を打開したいために
リスクもあるが挑戦をする。

理化学機器の卸売業者の話。
競争が激しく利益がなかなか出ず、
じり貧状態が続いた。

5年前から顧客の使わなくなった
理化学機器を下取り、
中古販売をした。

安く下取りができ、
販売価格も自分で設定でき、
卸売では味わえなかった利益を確保できるようになった。

営業形態は訪問営業からネット販売に移行。
既存顧客だけでは足りず、
上位研究者へ定期的にDMを行い

新規顧客開拓に努め、
顧客リストを作成、
週一でメルマガを配信して売上は拡大。

今までは
右から左に販売していたものを、
徐々に顧客の要望も高くなり、

販売までに性能チェックや
販売後のメンテナンス等を
考慮するようになってきた。

アクセサリー製造販売会社の話。
当初製造卸を行い、
アパレル業界向けに流行、
多品種に対応していた。

業績はジェットコースターのように
上下に大きくブレた。

組織は疲弊、
身体にも変調があった。

一旦ダウンサイジングをし、

卸売からエンドユーザー直販、
リアルからネットへ切り替えた。

ネットは主にホームページとSNS。
1日複数の投稿を2年以上続けている。

ネットの場合、
見に来てくれるだけではダメ、
そこから購買に動くようにする。

ようやくそのコツを掴んだ。

あえてインフルエンサーは使わない。
即効性はないが、

毎日投稿することで
長期的にじわじわと顧客を広げている。

負のスパイラルを打開するには、
リスクを覚悟に勇気をもって新たな事に挑戦する。

そうしなければ、
じり貧が待っている。

「忍耐」なのかもしれない。