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「老後の「老」の字が嫌い」

3月17日付日経新聞、
「女性誌『ハルメク』好調の秘訣」という記事。

女性誌「ハルメク」が好調を維持。
発行部数は約46万部で2017年の3倍に増えた。

紙媒体が売れないデジタル全盛時代にあって、
定期購読のみのハルメクが
躍進を続けている秘訣はどこにあるのか。

編集長にインタビュー。

ハルメクはシニア誌ではなく
女性誌だと捉えなおした。

啓蒙的な内容ではなく、
ファッションや美容、旅行、インテリアなど、
それまでにない企画が沢山出てきた。

顧客である読者の声を深くしつこく聞いた。
社内にシンクタンクがあり、顧客データはあった。

しかし十分に活用させていなかった。

データ分析の結果、
読者から「私が知りたいことがなぜぴったり届くのか」
と言うところまでたどり着けた。

読者との接点を作るため、
定期購読のみで届けている。

書店で手に取ることができないので、
新聞広告は1冊の本を作るのと同じ熱量で作る。

老後の「老」という字が
すごく嫌いだという声があり、
この字を使わないようにした。

「シニア」も使わない。

一方で「60代」「70代」は
事実だから抵抗感がない。

「実年齢より自分は少し若い」
という認識があることも分かった。

実年齢より少し若い世代向けの情報こそが
自分に向いていると考える。

そこでテーマによっては「50代からの~」
という表現を使うようにした。

読者の機微を見つけて言葉にすることが大事。

「女性を孤独にしないこと」
をテーマにしている。

日本の女性は寿命が長く、
晩年は一人になる可能性が高い。

日常を明るく楽しくするのは
たまに会う知人より毎月届く雑誌かもしれない。

最期まで伴走する友人、
あるいはインフラのような存在でありたい。

顧客のターゲットを
「シニア」から「女性」へ。

対象は60代~70代。
しかし、
商品・サービスは若干若め(40代~50代)。

顧客の声を深く聞き込み、「商品化」。
中小企業でも学ぶことは多い。

自分の顧客は誰なんだ。
その顧客の真の声は。
それに対する「答え」は。

経営は「顧客の創造」である
とよく言ったもんだ。

 

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