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●社長、己を知る ●三枝匡、「ザ・会社改造」 ●市場リーダーの戦略4

「社長、己を知る」

従業員10人のA社の話。

10年前、
インターネットを活用したビジネスモデルが顧客のニーズに合い、
業績を伸ばしていきました。

当時、
同業者はインターネットを活用する方法はとっておらず、
市場はA社の独壇場でした。

業容も拡大し、従業員を定期的に採用することになりました。
中小・零細企業のため、優秀な人材は門を叩きません。
それなりの人材が来ます。

新しい人材を育てると、
既存の問題児的社員が辞めていきます。
職場環境が良くなったかと思うとまた問題児が出てきて、
社員の出入りが激しい職場環境になっていきました。

ですから、人が育ちません。

「いい会社作り」、「いい経営者になろう」と
異業種の成長企業の経営者を真似て頑張って、
経営理念を作り、経営計画を作ってみても、
社員はついてきてくれませんでした。

A社長は、背伸びをしすぎて疲れてきました。

2、3年前から
同業者らがインターネットを活用したビジネスモデルに追いついてきました。

差別化ができなくなり、
競争は激しくなり、
価格競争に突入しました。

売上は激減、赤字に転落しました。

このままでは経営破綻が見えてきました。
A社長は、
精神的に病んできました。

ここで救われたのは、
奥さんの存在。

奥さんは、
良い時も悪い時も対応が変わりませんでした。
そのお陰で家にいるときはくつろぐ事ができました。

A社長は、覚悟を決めました。

レッドオーシャンの事業は撤退し、
現在新規事業として芽生えいている事業に
集中することに決めました。

そのため、事務所の土地建物を売却し、
人員を整理し、
A社長含め3人で出直しすることになりました。

不採算事業を捨てる。
ほぼ全部捨てました。
捨てることから得るものが見えてきました。

家族の大切さ。
自分の得手不得手。

自分は新しい事業の開発は得意だが、
人を使って大きくすることが不得手。

どん底を覗いたことにより、
自分の弱みを知りました。
そして強みも見えました。

他人と比較することではなく、
自分の独自性を発揮することが、
道を拓くことと悟りました。

 

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