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●理想的な事業承継 ●鳥貴族の大倉社長の話 ●ケンカに勝ちたいなら

「理想的な事業承継」
 
事業承継には、経営の承継と財産の承継がある。
ここでは経営の承継の話。
 
経営の中心は、形がなく、つかみどころがない。
戦略と戦術の区別もつかないため、
社長の役割を正しく認識している後継者は少ない。
 
ある会社の営業部長で将来、社長になる後継者A氏の話。
 
3年ほど前から経営戦略の勉強会に参加。
そこで戦略と戦術の違いを明確に認識した。
そこから社長の役割は何かを学んだ。
 
良くあるのは、
従業員100人もいない会社で、
営業のことは営業の責任者に任せてあるという社長。
 
これは戦略と戦術の区別を理解できていない社長。
業績の悪い会社の多くはここに問題がある。
 
戦術は
日々の業務で繰り返し行なう。
 
戦略は、
「お客の都合」と「競争相手の経営力」と
「自社の経営力」の3つを総合的に考えて、
業績を良くする会社全体の効果的なやり方を決めること。
 
これは、
従業員の仕事ではなく、
社長の仕事。
 
後継者A氏、
「勉強していなかったら、
部下に何でもかんでも任せたかもしれない。
 
勉強したことで、
部下がやるべき仕事と
社長が責任を持ってやる仕事の
役割分担が明確に判断できるようになった。
 
社長の役割を知らないで
事業承継していたら、ゾッとする。
勉強していて良かった。
 
地域戦略を知らなかったら、
営業地域外でのいい話や
大きい話にふらふら動いていたと思う。
 
ニュートラルな立場で物事を考えられるようになった」。
 
A氏は年初に社長になった。
スムーズなバトンタッチとなった。
前社長は会長となったが、ほとんど会社に出社せず、
現社長A氏に任せた。
 
世間では、
後継者に社長を任せていながら、
実権は会長が持っていることが多々ある。
これでは上手くいかない。
 
今回はスパッと交代した理想的な事業承継。
 
最後に
後継者の社長になるために必要なこと。
 1.経営戦略の研究。社長の役割を正しく知る。
 2.会社のリーダーとしての強い責任感を持つ。
 3.仕事時間を一定量多くし、本業に打ち込む。

 

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