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●無知の知 ●専業主婦がIT会社社長に ●企業のコンセプトが変わった

「無知の知」
 
論語の中で、孔子は、
「知っていることは知っている、
知らないことは知らないと素直に言えるのが、
本当に知っていることだ」と言っている。
またソクラテスは、
「自分の無知を自覚することが
真の知にいたる出発点である」と言っている。
「戦略社長塾」小岩校にて学んでいるある会社の後継者A氏の話。
A氏は、非同族人で従業員から後継者にと白羽の矢が立った。
全7回の「財務戦略」が終了した。
テキストに、
「中小企業の1人当たりの年間純利益はいくらぐらいかと
従業員にアンケートをとったところ、
どこの企業でも10倍~20倍も高い答えが返ってきた。
従業員は自分の会社の利益を10倍~20倍高く考えている。
これを放置しておくと、不平不満の元になるので
利益分析を正しく教える必要がある」と書いてある。
A氏曰く、
「情報を開示していなければ、従業員はそうなるだろう」。
「伝える立場の自分が財務について根本的なことを解っていない。
教えてもらった参考図書を読んで、もう1度財務戦略のテキストを読み直したい。
財務のことを解っていないということを痛感した」。
さらに、A氏は
「上に立つ者が、経営の勉強をしないということは罪が重い。
勉強しないと、上の者が間違ったことをする。
しんどい思いをするのは従業員である。
従業員を泣かしたくない。
泣かせないためには、経営の勉強をしないといけない。
社長になるということは、そういうことなんだ」と言った。
私は「初心忘るべからず」という言葉を思い出した。
真の意味は、
「学び始めた当時の未熟さや経験を忘れてはならない。
その時味わった屈辱や悔しさ、
そこを通り抜けた努力を忘れてはいけない」。
人は、
知らないことも知っているふりをしたり、
知らないことをそのままにすることが多い。
A氏の言葉は、心に刺さった。
知らないということを素直に認め、
学び向上しようとする意思に。
我々は、
常に「知らない」「解らない」ことに遭遇する。

 

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