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●活路は足元にあり ●健康経営 ●妄想は精神的なダメージ

「活路は足元にあり」

父親が経営していた印刷業を継承したA氏の話。
A社は特定の業界・団体に特化した印刷業。

父親の代では、
競争もなく、業績は安定して、
自己資本比率も高い企業だった。

それがA氏が承継した頃から時代も変わり、
特定の業界・団体は市場規模が縮小し、
仕事は単独受注していたものが競争入札に変わり、
A社の業績はじりじりと減少していった。

時代は
紙媒体からデジタル化になっていったため、
印刷物は減少傾向にある。

A氏も事業をデジタル化に進めていった。
そして法人が顧客だったところから
個人を顧客にする事業も進めていった。

さらに強い会社がいる事業に参入した。
それが迷走のはじまり。
自社の強みが解らなくなっていった。

「時流」。
その時代の風潮・傾向の意味。

優秀な経営者ほど、
時流にいかに乗るかと考える。

しかし、易経では、
「時流を追いかけるものは時流とともに滅びる」
としている。

まさにデジタル化は時流である。
しかし、A社は得意としていない。
そして強い競争相手も多数いる。

「活路は足元にあり」。

行き詰まったときには、
焦らず、できるところから見直す。
チャンスはいつも身近にある。

A社は
特定の業界・団体の先にある企業から
継続的に仕事があった。

小ロットだが、しっかり粗利がとれた。
ほとんど営業しなくても仕事がとれていた。

「シンデレラ商品」である。

そこでA社は、
ニーズのある企業群をまとめてみた。
同業者は気づいていない。

ようやく
A社でも一番になれる可能性があるものを見つけた。

「兆し」。
現象に顕れるずっと以前から信号を発信している。

氷山の一角。
水面下には大きな氷の塊が隠れている。

この「兆し」を観る目を持つことができれば、
氷のかけらを通して全体像を把握することができる。

兆しを観る目を養うことが経営者は大事。

A氏は当初隣の芝生を見ていた。
しかし足下に「シンデレラ商品」(氷のかけら)に気づき、
水面下の塊を予測し、行動に移すことができた。

 

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