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「正解は何か」

「たたかう植物」(ちくま新書:稲垣栄洋)より。

美しく豊かに見える森の木々たちは、
すべて戦いに勝利したものたちである。

その陰には、戦いに敗れ去り、
日が当たらず枯れていった植物が数多くあるのである。

平和そうに見える植物たちも
実は激しい戦いを繰り広げている。

植物の成功戦略は3つある。

1.競争型。自然界は激しい競争社会。
強い者が生き残り、弱い者は滅びゆく。
そんな激しい競争を勝ち抜くことで成功する植物が「競争型」。

2.ストレス耐性型。ストレスとは生育に不良な環境のこと。
水が不足、光が不足、温度が低いなど。
このような環境下で競争に強い植物が勝つとは限らない。
サボテンなど。

3.環境変化型。予測不能な激しい環境に臨機応変に対応する。
雑草である。雑草は強いというイメージがあるが、
悪条件を克服する強さはあるが、
本当は戦いを避けたい弱い植物。

食品加工業の話。顧客は大きく3つの客層がある。

1つは、上場企業に準ずる大手食品メーカー。
量は桁違いに多い。売上にはなる。
価格は厳しく薄利、支払条件は長い、そのため資金繰りが大変に。

2つ目は、中小企業。
量は少ない。価格はこちらで決められる。
粗利が高い。量が少なく、顧客が多いため、事務量が膨大に。

3つ目は卸に販売。まとまった量がはけ、事務は楽。
しかし粗利は直販より少ない。
間接販売になるためエンドユーザーのニーズが見えなくなる。

食品加工業の社長は今後どちらの方向に進むべきか悩んでいる。

営業戦略の1つとして、
どのような業界やどのような客層を中心に顧客を作っていくか。
ここが社長の見極めどこ。

そして弱者の企業はエンドユーザーにより近づくこと。
接近戦。

雑草は、逆境を利用する。
逆境は耐えることでも、克服するものでもない。
逆境を利用して成功する。

これが雑草魂。

 

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