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●果実は人の働きを示す ●公示地価 ●自然体

「果実は人の働きを示す」

果実は、その人の働きぶりを示すという。
果樹園を経営する農夫が
どのような姿勢で果実を育てているかは、
収穫期の果実をみるとわかる。

美味しい果実ができていれば、
農夫が本気で努力した結果である。

もし良くなければ、
どんなに言い訳しても手を抜いたことになる。

この話を聞いた経営者は、
親戚のおじさんの話をした。

毎年家庭菜園でキウイを育てていて、
いつもいただくのだが、
小さくてあまり美味しくなかった。

しかし、
今回は大きくて甘く美味しかった。
どうしたの?と聞いてみると、

今までは放っておいた。
今回はコロナ禍でやることはなく、
家庭菜園に精を出した。

今まで間引きしていなかったが、
今回は間引きをして少なく大きく育てた。

なるほど、
果樹園の話と家庭菜園の話は
経営にも通じる。

美味しくて立派な果実ができていれば、
それは農夫が精を出して
丹精込めて育てていたことがわかる。

経営も毎年1人当たりの経常利益を
同業者の2倍、3倍出していれば、
その経営者は本気で経営に打ち込んでいたことにつながる。

間引きとは、
苗の良好な生育のために,
良い苗を残して他を引き抜き,
十分な間隔をあける作業のこと。

間引きすることで栄養分を分散させず、
集中させること。

経営では選択と集中につながる。
昨年、資生堂は日用品事業を売却し、
低収益事業を整理、
強みとする高価格帯の化粧品に注力するという記事があった。
今でもそれを続けている。

自然界も経営も原理原則があるようだ。

経営は形がなくてつかみどころがない。
油断すると思いつきで経営をして
価値の低い仕事や根本的に間違ったことを全員で行ったりする。

そうすると経営効率が悪くなり、
利益がでなくなる。

経営は論理学。
経営の全体像と構成する要因を明確にし、
利益性を理解する。
実行の手順(目的⇒目標⇒戦略⇒戦術)を行う。

今まで漠然として経営を行っていた経営者が経営を学んでいくと、
頭がすっきりしてやるべきことが見えてくる。
継続して行うと経営力が毎年増強していく。

人は弱いので、休みがち、手を抜きたい。
でもそこを自分の意志でやり抜く。
そこに明日はある。

 

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