「最低賃金1000円超」
9月10日~12日の3日間、
日経新聞は「時給1000円超時代」を特集。
最低賃金法は、
1.働く人の生計費
2.世間一般の賃金水準
3.企業の支払い能力
を根拠に厚生労働省の審議会で
具体的な金額を議論して決めると定めている。
企業の支払い能力は
労働分配率で見えてくる。
日経新聞7月の記事では、
規模が大きいほど労働分配率は低下する。
資本金10億円以上の企業は36.8%、
資本金1億~10億円未満の企業は59.9%、
資本金1000万円~1億円未満の企業は70.2%。
このデータから、
資本金1億円未満の中小企業は
賃上げすると利益を圧迫してしまう。
日経の特集記事では、
「最低賃金の大幅上昇は、
生鮮性向上につながる積極的な投資と
事業拡大に向かう好機である」と書かれている。
また経済産業省は、
「ものづくり」「IT導入」「「省力化投資」
の補助金について、補助率を1/2から2/3に引き上げる。
何かおかしい。
生産性向上のために投資をする。
あたかも正しいようにみえるが
設備投資には必ず
減価償却費というコストがかかる。
それを上回るリターンはあるのか。
それより、
粗利益-経費(人件費含む)=経常利益
と考えるとまずは、
粗利益を高めることを考える。
値上げであり、
価格転嫁である。
顧客である業界・客層を再点検してみる。
価格転嫁できるか否か。
できなければ、新たな客層を開拓する。
地域戦略の応用。
訪問型営業では、
大きく「移動」「社内」「面談」の仕事がある。
「移動」と「社内」は粗利益を生まない。損失(ロス)。
「面談」のみ粗利益が生まれる。
近距離営業が良く、
遠距離営業は悪い。
特定の地域に密集して顧客を作ると生産性が高まる。
卸売業では遠方には行かず、
宅配便で送る(送料を取る)。
または顧客に来店してもらう。
「制作」「店舗」「倉庫」が
別々にあった会社があった。
それを1か所にまとめた。
それだけで生産性が高まり、時短となった。
これも地域戦略の発想である。
生産性向上とはお金をかけることではない。
頭を使うことである。