「愉快な生き方」

NHK出版「学びのきほん」の
「ブッタが教える愉快な生き方」に、

「学校的な学びとは、知識を得ることと同義です。
しかし、学ぶことは、自分自身が変わること。

つまり、何かを本当に学んだら、
『それまでの私』ではなくなって、
『新しい私』がそこに生まれるということです」、

「学ぶことは、変わること。
それは、成長することでもあります。

学びのない成長はなく、
成長のない学びはありません。

成長すれば、
未知のものに出会うことで自分の世界が拡張され、
豊かになります。それがすなわち喜びです」
と書かれている。

経営戦略を学んでいる経営者たち。
小さな会社と大会社の経営戦略は違う。
学校的学びだと知識として得ることはできるが、
なかなか身につかない。

ある社長、
「地域戦略は勉強していなかったら
全く逆のことを考えて行っていたと思います。
改めて地元、近いところから考えていこうと思います。

毎回勉強を続けるほどに業種は全く関係ない、
どの業種にも当てはまる考え方だ
ということが理解できてきています」。

またある社長は、
「売上拡大が1番大事という思い込みから
小規模1位・部分1位という考え方が
自分になじむまで時間がかかりました。

特定の業務について、どちらかというと、
已む得ずこの原則に3年従ってみたところ、
ある程度の結果が見えてきて初めて腑に落ち、
その効果の大きさを知ることができました。

なお、地域戦略を知らなかったら、
迷わず都心部で開業し、
確実に敗退していたと思います」。

「おかげさまで、
移動時間が何も生まないというのは、
身についてきました。

具体的には
遠いところのお仕事は
断れるようになりました」。

「ブッタが教える愉快な生き方」の中に、
赤ちゃんの持つ驚異的な学ぶ力の源泉は、純粋な喜び。

しかし、
大人になるうちに学ぶことが苦役のようになり、
成長が止まる。

学ぶ喜びをもう一度思い出し、
回復・成長していくことが仏道修行。

経営の修行（学び）も楽しく、
喜びのある結果を出していく。