「大企業1万社、中小企業336万社」
12月1日付日経新聞、
「小さくても勝てる」は
「格差解消へ脱下請け」という記事。
国内雇用の7割を抱える
中小企業の経営環境が一段と悪化している。
関税や金利上昇、
人手不足等で倒産件数が増加。
また大企業との不公正な商慣習も残る。
大企業と中小企業がもたれ合う悪癖を脱することが
日本経済の再成長につながると書かれている。
ホイール製造のレイズ(大阪府)は
トヨタや日産にも納入している。
値引き要請を受けたこともあったが、
最近は3年連続で計5%の値上げをした。
「ほぼ全ての要求を認めてくれる」と。
レイズのような
「言い値」が通る中小企業は多くない。
日本は大企業が交渉の主導権を握り、
産業構造の下層ほど発言権は弱い。
2025年の中小企業庁の調査によると、
費用を全額転嫁できたと答えた
中小企業は27%にとどまる。
大企業と中小企業の比較では、
大企業1万社に対し中小企業は336万社。
従業員数は大企業1438万人、
中小企業3309万人。
労働生産性は大企業1666万円、
中小企業609万円。
売上高営業利益率は大企業7.8%、
中小企業3.1%。
大企業と中小企業では格差が広がっている。
その理由は労働生産性にあると言われている。
価格決定権が弱いため付加価値が抑えられている。
大企業の要求を断り、
他社へ仕事を回され、
仕事を失うのを恐れている。
では大企業と対等に渡り合うためには
どうすればいいのか。
一番望ましいのは
唯一無二の商品や技術を持っていること。
他社ではできないものがあれば、
価格決定権を握ることができる。
また顧客を分散して、
特定の1社にウエイトを置かなければ、
「価格転嫁ができなければ取引をやめる」と言うことができる。
帝国データバンクの調べによると、
レイズは2024年9月期売上高15,500、
当期純利益1,956(単位:百万円)
従業員数200人。
1人当たり純利益9.78百万円。
価格転嫁できるから高収益なのか、
高収益だから価格転嫁できるのか。
やはり経営は
「(他社より秀る)強いモノ作り」をして
「(顧客から)選ばれる」こと。