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●基本を極めるとは ●トップアスリートと日本企業 ●苦節十年

「基本を極めるとは」

漫画「はじめの一歩」に登場する
WBA世界フェザー級チャンピオン、
リカルド・マルチネス選手は68戦68勝64KOの最強チャンピオン。

彼は基本に忠実で教科書通りの選手。
誰もが真似できるようだが、
実際なかなかできない。

「圧倒的強さ」が強調されるが、
実は基本を極め、
たゆまに反復練習を積み重ね
才能を開花させた努力型として描かれている。

しかし世間はそこを見てくれず、
「天才型」と評価する。

井上尚弥選手は12月13日、
世界バンタム級4団体のチャンピオンになった。
4団体ともKO勝ちという圧倒的強さを誇る。

トレーナーの父曰く、
「もともとセンスがあったわけではない。
基本を人並み以上に練習した」。

練習の映像を見ていると
プロボクサーが行う基本的な練習と
変わらないように見える。

特別な事はしていない、
正にボクシングの教科書通り。

真似しようと思っても
誰も真似できないのでは。

基本とは、
物事がそれに基づいて成り立つような根本。
(広辞苑より)

あらゆるものに基本はある。
例文として、
「仕事の基本を身につける」
「基本に忠実な演技」
「経営の基本を学ぶ」など。

世界最強の選手以外の達人・名人の人たちも基本を大事にし、
日々基本を繰り返し練習に励んでいる。

一方我々凡人は基本を疎かにし、
目先の成果を追い求めてしまう。

経営の基本を考えてみる。
経営は顧客がいなければ、
存在できないので、
お客を作ることが第一歩になる。

お客作りを考える上で、
商品・サービスを何にするか決める。
どこでやるか(営業地域)、
誰に(客層)販売するか、
どうやって行うか(営業方法)決めるなど、
実行の手順がある。

これらが経営の基本になっていく。
実際に経営を行っていくと、
徐々に知らず知らずのうちに基本から逸脱してしまう。

「ブレてしまう」という言葉。

気がつかないうちに商品の幅が広がったり、
営業地域が会社の規模以上に膨らんだり、
重点の客層がぼやけていったりする。

基本に忠実とは、
「しないこと」と「するべきこと」を
きっちり分けているということでもある。

 

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