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●勝利の方程式とは ●アカデミー賞 ●人欲を省く

「勝利の方程式とは」

3月28日号「日経ビジネス」、
特集「勝ち残る変身経営」の中で、
米国での話があった。

「企業規模より対象領域への集中」。

大切なのは、
いかに事業領域に資源を集中させて市場を勝ち取り、
事業を拡大させていくか。

背景にあるのは、
「データ資本主義」の潮流。

「勝利の方程式」は、
まずどんな分野でもいいので、
対象領域の利用者の大半を顧客として囲い込み、
寡占的な状況を作り出す。

するとそこに、
他社を圧倒する量のデータで構成される
「独自ネットワーク」が生まれる。

いったん独自ネットワークが稼働すると、
別の領域でもそれが「弾み車」の働きをして
シェアを奪える。

アマゾンはこの手法で多角化を邁進してきた。

三菱ケミカルは、
総合化学メーカーの看板を下ろす。

あまりにも多くのことを手がけすぎて分散している。
非効率な多角化によって企業価値が上がらない。

キャッシュを生み出せない事業を手放し、
儲かる事業に経営資源を回す。

会社は粗利益で生きている。
他社より有利な条件で粗利益が確保される
「根拠」を持たないと
根本的に会社は利益性を良くすることはできない。

過去のニュースにおいて
中小企業の高収益企業を調べてみると、
商品や技術、営業地域、顧客の業界・客層で
一番を押さえている企業である。

経営は規模ではない。
特定の所に集中して顧客を持つこと。

他社より有利な根拠とは。

競争相手と比較して、
自社の中で将来強くなれるもの、
1位になれそうな見込みのあるものを見つけ出し、
これを重点目標にする。

セブン・アンド・アイは百貨店事業を売却し、
今後スーパー事業をどうするかということも問題視されている。
東芝は会社分割で物言う株主ともめている。

アマゾンも
実店舗「アマゾン・ブックス」や「アマゾン4スター」を閉店。

強い会社ですら、
総合化・複合化を断念せざるを得ない状況。

先に紹介された「勝利の方程式」を
小さな会社に応用するならば、
小さい市場で1番を取る。

小規模1位主義、部分1位主義に戻る。
ここを目指すべく腕を磨く。

 

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