「偏差値」
「優良企業とゾンビ企業(中小企業の分かれ道)」
(水野由香里/光文社新書)を読んだ。
中小企業と一言で言っても多種多様であり、
中小企業経営の特徴はばらつきが大きいことである。
一言で言い表すことが難しい。
中小企業を正規分布図で表すと、
業績が良い偏差値の高い層と
業績が悪い偏差値の低い層、
真ん中あたりの業績が偏差値48から52の
平均値に近いボリュームゾーンが存在する。
偏差値40以下の中小企業には
「ゾンビ企業」が多く含まれている。
ゾンビ企業とは、
経営破綻しているにもかかわらず、
金融機関や政府系機関などの支援に
よって存続している企業を指す。
一方、偏差値55以上の中小企業は
優良企業と位置付けている。
偏差値が低い企業の特徴は、
1.他社依存。特定大企業の取引に依存し、
生殺与奪権を取られている。
2.戦略の欠如。経営者の無知。
戦略を持たず、発注企業の意向に流されるまま赤字の業務を受注する。
経営者の無知が業績悪化をもたらす。
3.競争力の欠如。強いものがない。取引先から見捨てられる。
4.業務の喪失。変化に対して脆弱。
5.非効率。生産性度外視することが頻繁にある。
偏差値の低い企業でも偏差値の高い企業に
生まれ変わることは可能であると書かれている。
経営者が一念発起
(あることを成し遂げようと決心すること)して、
経営の勉強を進め、
企業がそのものが変わっていった事例は多々ある。
(経営者の無知。つまり、経営の勉強をしていなかった。
経営を勉強すると変わるということ)
では、偏差値の高い企業の特徴は、
「覚悟・気概」、「考え方・方針」、
「戦略・戦術」、「行動指針」、
「危機感」、「従業員への配慮」。
こうして見ると、
社長の仕事は、
最高の「知的ビジネス」である。
偏差値というと、
中学・高校時代を思い出す。
企業の偏差値とは社長の偏差値である。