「人材再配置」
11月7日付日経新聞、
「大機小機」は「成長への人材再配置」。
最近米国で、業績順調な大企業が
人員削減を発表するケースが散見。
発表された計画では
より少ない社員で、
より多くのビジネスをこなし
成長を目指している。
成長促進のため人員削減を後押しするのが、
AIモデルの発達により、
人間とAIの新たな役割分担が広がったこと。
人材の再配分で削減対象となるのは、
知識労働のサポート業務を担う人材と
ホワイトカラーの管理職が多くを占めている。
一方、求められる人材は
専門的スキルを持つブルーカラー職、
新しい技術や製品を開発するエンジニア、
ビジネス獲得のため活動する営業職、
エッセンシャルワーカー
(日常生活を維持するために
必要不可欠な仕事に従事する人:
医療・福祉・介護・保育、
物流・運送、小売り・販売、
生活インフラ、公務員、
第一次産業等)の担い手。
人材再配置が始まると、
ホワイトカラーは人手不足に悩む職種への
人材供給源になりうる。
再配置では、
人材の需給に応じた所得調整も必要で、
リッチなブルーカラーという表現に
違和感を持たなくなる。
オールドエコノミーのモノ作りの話。
工場に大量発注が舞い込んだ。
仮に通常は100の受注が500の受注になった。
それも急ぎの仕事。
そこで社長は通常の価格より値下げをして、
社員には残業させて無事に製品を納めた。
社長は喜んでいた。
この工場は同業者が廃業していく中
少しずつシェアを伸ばしていった。
典型的なブルーカラーの仕事で
AIで置き換えることはできない。
ちょっと考えてみよう。
通常100の受注が500舞い込んできた。
大きな会社なら量産のメリットで
価格を下げても割が合う。
小さな会社の容量は大きくない。
従業員に残業させることは平準化に反するし、
コストアップになる。
値引きした上にコストアップ。
逆に、急ぎのため、
割り増し料金が可能だったが、
提示しなかった。
粗利増大のチャンスを潰した。
大手と同じやり方だった。
ランチェスター戦略でいうと、
弱者なのに強者の戦略を行っている。
一見非常識のようだが、
大量の仕事は割り増しで受ける。
もしくは分割で受注する。
AI時代で
ブルーカラーは生き残るかもしれないが、
戦略は必要。