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●事業の目的は ●日銭商売 ●言葉と行動3

「事業の目的は」

月刊誌「致知」2月号の
「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」は
「事業の目的は顧客の創造である」。(著者:佐藤等)

ドラッカーの言葉として最も有名な言葉の一つ。
しかし、誤解が多い言葉でもある。

顧客を創造するという表現から、
単に顧客の数を増やすことだと
理解している人に出会うことがある。

原文は次のとおり。
The purpose of a business is to create a customer.

ポイントは、
create a customer の「a」にある。

顧客を創造するとは、
一人の顧客が買う意味を見出すこと。

つまり顧客価値の創造。
価値を見出した顧客は、
価格で敏感に動くことはない。

値上げをしたからといって
簡単に他から買おうと思わないということ。

なぜなら
その人や会社から買いたいと
価格以上の価値を感じているから。

したがって事業の目的は、
提供する製品やサービスに価値を見出し、
喜んで買ってくれる顧客を一人ひとり創造していくこと。

ドラッカーは
「われわれの顧客は誰か」
「顧客にとっての価値は何か」を問う。

「われわれの顧客は誰か」とは、
買う意味を見出し、喜んで買ってくれて、
少々の値上げでは他社に動かない顧客は誰かを問う。

いわば、ロイヤルカスタマー。

「顧客にとっての価値は何か」と
考えることでロイヤルカスタマーの実像を
とらえることができる。

価値は、
機能的価値、
情緒的価値、
自己変容価値、
社会貢献価値などに区分できる。

機能的価値は「役に立つ」という価値。
品質や短納期、コスト削減など。

情緒的価値は「意味がある」という価値。
不快感の解消、癒し、ワクワクするなど。

自己変容価値は、モチベーションが上がる、
自己実現できるなど「変わる」という価値。

自己を超越し
社会に「貢献できる」という価値。

ある会社の社長が顧客に訊いた。
「どうして当社を利用しているのですか」
顧客は、「納期が早い。他社ではできないと言われる」と答えた。

社長は納期の早さの違いで
価格を細分化し、価格を上げた。

30年間のデフレ経済が終わり、
インフレ型経済(成長型)に戻った。

自分の顧客は誰か。価値は何か。
自社に相応しい顧客を一人ひとり創っていく。

 

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