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●中小、価格転嫁に遅れという記事●こころの健康学●終わるを知りてこれを終わる

「中小、価格転嫁に遅れという記事」

11月6日付日経新聞、
「中小、価格転嫁に遅れ」という記事。

中小企業の価格転嫁が遅れている。
原材料の高騰などコスト上昇分を
販売価格に全く反映できていない会社も約2割に及ぶ。

帝国データバンクの調査によると、
全く転嫁できない企業は18.1%を占める。

取引価格を適正化しなければ
賃上げの原資は生み出せない。

岸田首相も、
「最優先すべきは
物価上昇に合わせた賃上げ」
と言っている。

価格に反映できない要因は、
1.需要が減少している。
2.競合他社が価格を上げていない。
3.消費者の節約・低価格指向が続いている、など。

しかし資料をよく見ると、
すべてに価格転嫁ができた企業は2.3%、
8割以上価格転嫁できた企業11.7%、
5割~8割未満価格転嫁できた企業16.7%。

これら合計すると全体の30.7%を占める。
価格転嫁がほぼできた企業は3割ほどいる。

この3割の企業は
売上原価の上昇分と経費を
賄える粗利益を確保でき、
賃金を上げられる可能性があると思われる。

価格転嫁に苦しんでいる社長の話。
営業パーソンがなかなか顧客の前で
値上げ交渉が上手くいっていないと悩んでいる。

価格を上げなければ、
顧客に嫌な顔もされず、
仕事もその方が楽。

楽な方に流される。

再確認する。
会社は何で生きているのか?
粗利益で生きている。

その粗利益で人件費、
その他の経費を賄っている。

粗利益でそれらを賄いきれないと赤字になる。
いずれ会社は消えていく。

粗利益から自分たちの給料も賄っている。
自然と給料が湧き出てくる訳ではない。

社長は従業員に
これらをしっかり伝えきれているのか。

価格を上げても
顧客から選ばれるのはどういう会社なのか。
ここを問い続けるしかない。

商品の価格だけで
勝負している会社では厳しい。

価格以外のところで
勝負できるところとは。

技術力、商品力、情報提供力、
安心・安全支援、顧客対応力など、
他社ではまねできないものを持っていること。

価格転嫁ができた企業が3割、
日本の黒字企業が3割。

上位3割(地域・業界3位)まで入ることが大事。

 

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