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●ボストンマラソンの川内から連想する●米国で復活し始めた町の本屋●経験主義だけでは会社は滅びる

「ボストンマラソンの川内選手から連想するもの」
4月16日、米ボストン・マラソンにて
日本の川内優輝選手が2時間15分58秒で優勝した。
朝日新聞の記事では、
レース当日の気温は5度を割り、
時々激しい雨が降った。向かい風も強く、
体感温度は零度以下という劣悪なコンディション。
今年のドバイで2時間4分6秒をマークしたタミラ・トラ(エチオピア)ら
2時間4分、5分台の記録を持つアフリカ勢は
レース後半に相次いで棄権した。
川内選手は言った、
「強い選手が必ずしも勝つとは限らない。
今回は、前向きな気持ちと
レースの悪コンディションがうまく合致した結果」。
川内選手の優勝で連想したのは、植物の生存戦略。
植物は太陽の光と水と土がなければ生きていけない。
日光や水分、土壌などの資源を巡って、激しい争いを繰り広げている。
植物が上に伸び、葉を茂らせるのは、
他の植物より有利に日光を浴びるため。
この競争に敗れると
他の植物の陰に追いやられ、枯れてしまう。
土の中でも熾烈な戦いがある。
根を張りながら、根から化学物質を出す。
周りの植物にダメージを与え、他の植物の成長を抑制させる。
植物の世界でも化学兵器を使った戦いが繰り広げられている。
美しく豊かに見える環境のいい森の木は
全ての戦いに勝った強者である。
強者が力を発揮できない条件の悪い環境を
生息地としているのが弱い植物たちである。
水が不足したり、
光が不足、
温度が低いところでは強い植物は育たない。
サボテンや高山植物は過酷な環境で育つ。
雑草も実は競争に弱い植物。
たくさんの植物が生い茂っている森の中では生きていけない。
道のアスファルトの割れ目などから芽が出て、成長する。
一見、
大変なように見えるが、
競争相手がいないため、
十分日光が当たり、雑草には楽園になる。
いわゆるニッチ戦略。
ボストンマラソンは、過酷な環境下により、強い選手が負け、
スピードはないが、過酷な環境下に強い川内選手に軍配が上がった。
植物でも同じ。
中小企業にとっても経営のヒントになる。
大手がやりたがらない、
苦手な分野、
参入できない小さい市場。
ここに活路がある。

 

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