町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●ツキディデスの罠 ●第3次AIブーム ●自分が悪くないなら幸せなはず

「ツキディデスの罠」
 
「ツキディデスの罠」とは、
新興勢力が台頭し、既存勢力の不安が増大すると、
しばしば戦争が起こるということを意味する言葉。
 
古代ギリシャの歴史家ツキディデスが
ペロポネソス戦争が不可避なものにしたのは
新興国アテネに対するスパルタの恐怖心であった、
と記したことに由来。(大辞泉より)
 
1970年~90年代にかけて日本は
自動車、家電などの輸出産業で米国を追い上げ、
日本のGDPが米国のGDPの約60%に届きそうになると、
すかさず米国は貿易摩擦を手法に日本を叩いた。
 
今、
日本のGDPは米国の30%に満たなくなり、
米国は日本に対して脅威にすら感じなくなった。
 
中国のGDPは米国の70%に手が届くようになって、
数年後には米国を抜き去る状況が出てきた。
 
米国は脅威を感じ始めた。
2016年オバマ政権はTPPにより中国を孤立させようとした。
 
しかし、
2017年トランプ政権になりTPPを脱退、
中国サイドはほっとしていた。
 
今になって米国が慌てているのが「5G」。
米国は油断していた。
5Gがこんなに脅威になることに。
 
5Gの上位企業は、
「ファーウエイ(中国)」、
「エリクソン(スウェーデン)」、
「ノキア(フィンランド)」、
「ZTE(中国)」。
 
米国企業が入っていない。
米国が異常までにファーウエイを叩くのはこういう理由があるから。
 
ランチェスター経営では、
強者の条件は、
1.1位であること。
2.市場占有率を26%以上。
3.2位との間に10:6以上の差をつけておく。
 
自社の粗利益を多くし、
競争相手の粗利益を少なくし、
競争力を低下させることが強者の戦略になる。
 
米国の中国に対する手は強者の戦略通りということになる。
 
映画「レッドクリフ」(三国志の中の赤壁の戦い)では、
勝利した呉の周瑜は敗れた魏の曹操に、
「戦争には勝者はいない」(どちらも損害は大きい)と告げた。
 
中国人にはこの言葉が脈々と伝わっている。
 
「孫子の兵法」では、
百戦百勝は、最善ではない。
戦わずして勝つことが最善であると言っている。
 
米国とは忍耐(「韜光養晦(とうこうようかい)爪を隠し、時期を待つ」)。
その間、西進(東南アジア、アフリカ、ヨーロッパ)に活路(一帯一路)を見出す。

 

お問い合わせ

お電話でのお問い合せ 03-3659-7703 
営業時間: 定休日: