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●キリン、トップ陥落から学ぶ ●シルバーウィーク恐るべし ●店舗の管理形態その2

「キリン、トップ陥落から学ぶ」

日経新聞9月の「私の履歴書」はキリンビール元社長の荒蒔康一郎氏。
アサヒビールの台頭でトップの地位が陥落する様が掲載されています。

「97年、厳しい実態を目の当たりにした。
アサヒビールは10年前に発売した『スーパードライ』に
経営資源を集中させる戦略が当たっていた。

一方、キリンの戦略は迷走気味。
危機的状況なのにどこか現実を直視できない雰囲気だった」。

「『本当はビールの人たちが行くべきなのに興味がないようだ。
勉強しておいたほうがいいですよ』。
後輩がある報告会への参加を勧めてくれた。

アサヒが顧客視点から経営全体を見直して優れた成果を
上げたことを評価した報告会だった。

キリン社内はいつかドライの勢いが
なくなるだろうと見ていたフシがあった」。

「(アサヒが)ブランドを磨き上げて
勢いを加速することに全社一丸となっていた。

『これはすごい』。

恐怖すら感じた」。

「2001年秋口になり日に日に厳しい数字があがってくる。
『年内トップを維持するなら年末まで相当無理をしないといけない』。
しかし『取り繕っても結局は解決策にはならない。
こんなこと(押込み販売)はもうやめよう』と思った。

トップ陥落の覚悟を決めた」。

強者の戦略に、
「強者は弱者が今までにない新商品を出したらすぐ対応する」(即応戦)があります。
これに対応しなかったのがキリンです。

トップが「内部管理中心」で「競争相手の情報」を持っていなかった。
大会社の多くは、社内の人間関係中心で昇進するケースが多く、
戦略ルールに疎い人が多い。

会社内は経費を使うが利益は出ないから、
考えが社内中心になるとうまくいかなくなる。

何かあったとき「お客の立場」から考えたらどうなるか、
「競争相手の立場」から考えたらどうなるかというように、
いつも「2つの見方」で考えると経営をうまく進めることができる。
(ランチェスター戦略教材「商品戦略」CD・DVDテキストおよび「顧客戦略」DVDテキスト参照)

顧客と競争相手と自社から経営を大局的に見ることの大事さを再認識。

 

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