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●しっかり利益を手に入れるには ●LGBT ●調和の要となる「礼」

「しっかり利益を手に入れるには」

6月4日付朝日新聞の
「けいざい+」の「岐路の金型」より。

岐阜県大垣市の金型メーカー「大垣精工」には
半年前から世界の自動車関連企業から
連絡が相次いでいる。

内容は、
EVの「モーターコア」用金型の問合せや
技術提携の依頼。

パソコンのハードディスク内で磁気ヘッドを
制御する超精密部品では世界シェア約4割を占める。

いわゆるグローバルニッチトップ企業。

帝国データバンクの2020年度版会社年鑑によると、
2018年8月期売上4,381百万、純利益216百万、従業員120名。

1人当たり純利益は180万円。
中小企業黒字製造業の1人当たり純利益は55万円。

3倍強。

会社は粗利益で生きている。
他社より有利な条件で粗利益が補給される根拠を持たないと、
会社は根本的に利益性が向上しない。

競争力のある商品、
市場占有率1位の商品やサービスを手に入れると
従業員1人当たりの純利益は多くなる。

「大垣精工」はこれを実証している。
簡単には「大垣精工」のようにはならない。

小さな会社で競争力のある商品を作るには、
自社の経営力と強い競争相手との力関係を客観的に判断し、
どの商品で将来1位を目指すのか、
力を入れる重点商品を決定する必要がある。

目標が明確になると、
人は本気になり、
情報は何倍も多く入手できるようになり、
知恵も何倍も出るようになる。

目標の決め方は、
「鶏口となるも牛後となるなかれ」。

大きな市場でビリよりも小さな市場で一番を取る。
孫子の兵法の「戦わずして勝つ」「勝ちやすきに勝つ」。

これまでにない商品やサービス。
強い競争相手がいない市場。
競争相手がやりたがらないもの、苦手なもの。

製造業であれば大量生産しないもの。
特性があるもの。

経営戦略を学んでいる社長は、
面倒で他がやらないもの、
必ず需要があるもの。

価格決定権は売り手にある。
付加価値は高くなる。

経済活動は常に競争があるが、
競争に巻き込まれない分野を探し特化し、
強いものにする。

条件の不利な小さな会社が高収益をあげるにはそこしかない。

 

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