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●お店を開いたものの・・・●中国ファンド、雅叙園売却 ●至るを知りてこれに至る

「お店を開いたものの・・・」

私の家の近くの商店街に
1年ほど前から脱サラした人が
コーヒーの焙煎店を開業した。

当時、経営について勉強はしていなく、
営業に関してもほとんど何もしていなかった。

現在でも店は継続しているが、
毎週臨時休業している。

おそらく、
他でパートタイマーとして働いているのだろう。

同じ商店街の空き店舗に
中国物産店(主に食品)が来月オープンする。

準備中のところ覗いてみると、若い中国人がいた。
聞いてみると、28歳、
10年前に中国福建省から日本に来た。

彼の父は30年以上前から
日本で建設業を営んでいる。
父の仕事を手伝っていた。

小売りの経験はないと言う。
経営の勉強もしていない。

「どうしてここに店を開くことにしたの?」
と聞いたら、

「この辺りでは中国人が多く住んでいると聞いたから」
と答えた。

「自分で調べた?」、
「いや、調べていない」と答えた。
(けっこう安易だな)

先の焙煎店、次の中国物産店も同様に、
お店を開いたら、
自然にお客が来てくれると思っている。

以前、
草加せんべい製造会社(埼玉県)が
銀座に店を開いて、
失敗したことがある。

同じようなことが繰り返されている。

小売店や飲食業の店舗型の業種は
「待ちの商売」と呼ぶ。

お客の数が少なければ業績は悪くなる。
これには「何らかの方法」でカバーする必要がある。

来店対策が「2」に対して、
お客が来店されてどういう対応するかは「1」の割合になる。

来店してくれるようにする対策が
2倍のウエイトを占める。

来店対策に力を入れることが重要になる。

しかし、
実際に観察してみると、
来店対策は何もしていない。
何もしないでお客が来ることを考えている。

経営を勉強していないと、
強いもの作りや一番作りという発想が欠落している。

数ある商品、有料のサービスの中で
お客に自社の物を選んでもらう。

それは何か。

自社の特徴は何か、
それを見つけ、伸ばし、強いものにする。

そして地域一番にしていく。
それが増客につながる。

いくつもデイサービスを見学した人が
ある事業所に決めた。

決め手は
「みなさんが明るく挨拶をして、
教育が行き届いている。ここなら安心」。

これも強いもの作りの一つ。

 

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