「天職とは」
11月29日付日経新聞、
コラム「私見卓見」から。
テーマは「天職をどう創るか」(川端康夫氏)。
職は一般には「探す」という意識だろうが、
なかなか合うものが見つからない。
だったら自分に合う職を創ればいい。
必要な要素は4つある。
第1、仕事の基本を覚える。
営業にはその基本が詰まっている。
顧客を見つけてから対価を受け取るまでが仕事。
その流れを体得することは必須。
第2、自分が興味を持てる仕事を幾つか経験する。
社内の異動、転職、副業でもいいので、
やりたいと思う仕事をしてみる。
フィットすると感じたら深く掘り下げてみる。
第3、必要な定型的スキルを身につける。
海外との仕事をするなら英語は必須。
ソフトウェアを作るにはプログラミングのスキルが求められる。
第4、人とのつながりを持つ。
既に同じような仕事をしている人、
顧客になってくれそうな人、
応援してくれる人など、
人とのつながりを作り、大切にする。
必要な要素がそろったら、
それを組み合わせる。
仕事として成り立つ可能性があるなら、
天職に巻き込む。
天職を自分で創るという気持ちで準備していると
不思議と必要な条件がそろったりする。
第1の仕事の基本はランチェスター経営でいうと、
1.見込み客発見
2.契約、販売
3.顧客維持
4.紹介等の営業戦略の仕組みを構築すること。
第2は、願望・意欲・向上心につながっていく。
第3は、強い商品作り、強い有料のサービス作りにつながる。
第4は、人脈づくりにつながる。
なるほどと思う。
どれも大切。
その中で第1は最も重要。
会社は粗利益で生きている。
その粗利益は顧客からしか生まれない。
顧客はどこにいるのか、
顧客は誰か、
どうやって顧客を集めるか、引きつけるか、
1度買った顧客を繰り返し買ってもらうにはどうしたらいいか。
ここを仕組みにできる人は
仕事の基本を体得した人。
天職に近づく。