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帝国ニュース「倒産事件」から経営戦略を学ぶby「町コン」五十嵐

平成25年2月26日、帝国ニュース「倒産事件」から経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ

「北海道」 (株)北海道村(資本金3600万円、小樽市銭函3-517-5、代表庄子敏昭氏)と、
(株)北海道エスケープロダクツ(資本金6000万円、同所、同代表)は、2月25日付で事業を停止し、
今後、自己破産を申請する予定。

(株)北海道村は、1985年(昭和60年)10月に設立。食品卸業者などを通じて
全国のコンビニエンスストアやスーパーストア向けに、
「バンビ」「北海道村」など自社ブランドのデザートやキャラメル、パン、生ラーメンなどの製造を手がけ、
2010年9月期には年売上高約21億9600万円を計上していた。

この間、積極的なM&Aや設備投資を進め、2007年には池田製菓(株)
(小樽市、菓子製造)の事業を引き継ぎ、「バンビ」ブランドの使用権を取得。

2009年には(株)梅屋(旭川市、洋菓子製造)の株式を取得して子会社とした(2012年に譲渡)ほか、
民事再生法の適用を申請した(株)藤六食品(旭川市)の事業を承継し、
煮豆・昆布製品の製造を開始するなど事業を拡大してきた。

しかし、承継した事業に不採算事業が含まれていたほか、
積極的な投資に伴う借入金の増加から収益性は悪化、財務面を圧迫し債務超過となっていた。

このため金融機関に対する返済条件を変更し、リストラを進めるなどして経営の立て直しを図っていたが、
業況改善は進まず資金繰りは悪化、金融機関の支援も限界となり、今回の事態となった。

(株)北海道エスケープロダクツは、1980年(昭和55年)3月に設立。
道内各地の旅館・ホテル、土産物店などに営業基盤を築いてケーキやチョコレート、
クッキーなどの菓子類を中心とした観光客向け土産品の販売を手がけ、
2009年3月期には年売上高約29億8000万円を上げていた。

負債は(株)北海道村が約20億円、(株)北海道エスケープロダクツが約11億円で2社合計では約31億円。

●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
平成22年の秋にNHKの企業再生のドキュメンタリーが放送されました。
その内容は、上記帝国ニュースの記事にも書いてある㈱藤六食品が民事再生を申請し、倒産しました。第481号週間「五十嵐レポート」の「倒産に学ぶ」に記載。
その㈱藤六食品を再生させたのが㈱北海道村の庄子社長。
倒産する社長と再生する社長を対照的に映していました。

今回は、その再生の支援をした㈱北海道村が倒産となりました。
原因は何か?

事業拡大(M&A 再生案件も含む)に対して、自己資本ではなく第三者の借入で賄っていた。
借金過大企業になっていった。これは自己資本比率が著しく低下し、
記事では債務超過、つまり資本がマイナスになった。

これではちょっとでも事業が悪化すれば経営破綻(倒産)につながる。

経営戦略を立てるのは社長。
しかし実行するのは社員。
事業を拡大するには組織力を高めていかなければ上手くいかない。

それとやはり自己資本比率が低く、借金過大企業は潰れやすいという改めて証明された。

中小企業は、分相応の経営をしていかなければならない。
私にとっても戒めです。

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