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ランチェスター経営On Line東京 町コン経営塾・塾長のつぶやき H28.4.8

4月7日、日経「ニュース複眼」より。

「日本の電機の進む道」

 

台湾企業のシャープ買収は日本の産業再編が別次元に入ったことを意味する。

 

(シャープの)買収に名乗りを上げたのは外国資本だけ。

日本の電機メーカーは全体的に元気がない。

 

アジアの企業からすれば

日本企業の技術力はまだまだまぶしく映る。

 

元エルピーダメモリ社長のコメント

「シャープが外資の傘下入りで決着したのは残念だが、

経営の力量に問題があると感じた。

 

シャープから一時、事業や提携交渉を手伝ってほしいという話があった。

(シャープ側に)当事者意識というか緊張感をあまり感じなかった。

 

一方、鴻海の郭台銘董事長と面識があり

彼の行動力や決断力にはただならぬものがあった。

 

『日本人経営者は世界に通用しない』との風潮が広がりかねない。

 

日本の電機産業が弱った原因は何か。

 

技術者はずばぬけて優秀だが、

将来に投資する資金の規模で韓国、台湾勢より劣った」。

 

KKRジャパン社長のコメント、

「米アップルのように、

1つのビジネスについて深く研究していかないと勝てない時代だ。

 

あるコンセプトを打ち出して、

そこを突き詰め、

成功する。

 

いろいろ事業を抱える中では

そういうことはできない。

 

日本の電機メーカーは優秀な社員を抱えている。

いざ方向が決まれば、

欧米の同業他社より質の高いことが可能になる。

 

足りないものは

その方向付けだろう」。

 

ランチェスター経営では

「実行の手順」がある。

【社長の願望・熱意・向上心】⇒【目的・目標】⇒【戦略・仕組み作り】⇒【戦術・繰り返し作業】

 

実行手順のウエイト付け

【社長の願望・熱意・向上心】53%

【目的・目標・情報・革新】 27%

【戦略・仕組み作り・情報】 13%

【戦術・繰り返し作業  】  7%

 

日本で名経営者と言われている人は創業者。

サラリーマン社長では少ない。

つまり、実行の手順で一番ウエイトの高い

社長の願望・熱意・向上心が世界と比べて劣っているのかもしれない。

 

そして、目的・目標の定め方、

その目標を効果的に達成するやり方である戦略

ここにも課題がある。

 

技術者は戦術領域。

いくら優秀な技術者といっても全体のウエイトからすれば7%

経営者の戦略の失敗を優秀な技術者の戦略ではカバーできないということ。

 

社長の戦略実力に世界との差が開いていることが

シャープの出来事である。

 

従業員30人以下であれば、

業績の96%は社長1人の戦略実力できまる。

 

「ランチェスター経営ONLINE東京」4月9日(土)午前0時スタート。

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