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常勝軍団を作る秘訣 ●時短制限解除後の飲食店 ●豊かな時代にこそ

「常勝軍団を作る秘訣」

今年のプロ野球ペナントレースは、
セリーグはヤクルト、
パリーグはオリックスが優勝した。

共に昨年最下位のチーム。

日本一4連覇のホークスは残念ながら
クライマックスにも進出できず4位に終わり、監督も代わる。

しかし、
昨年一昨年の日本シリーズで巨人が1回も勝てない
ホークスの強さが印象的だった。

そのホークスが新たに常勝軍団を目指している。

1995年王監督がスタート、その年は5位。
チーム内では負けるのが当たり前という雰囲気が蔓延。
ロッカーでは野球の話はなく、遊びの話がもっぱら。

王さんは負ける悔しさ、
勝つ喜びを選手に味合わせたかった。
負けたらミーティング。

96年大阪で「生卵事件」。
大阪のファンから
選手のバスに生卵を投げかけられる。

王さん曰く、
「ああいうファンが本物。
勝ったら一番喜んでくれる」。

98年3位。99年1位、日本一。
同時に連覇を目指すことを選手に伝える。

小久保選手や城島選手の時代はどのような練習をし、
どのようなトレーニングをして
結果を残していったかというデータは球団にはない。

当時のコーチやトレーナーが持っていた。

しかし今は、
柳田選手が入団したときから今まで
どういうトレーニングをして
どういうようになったかというデータは球団が持っている。

成功例、失敗例が蓄積されている。

球団、フロント、現場が同じ方向を向いている。
選手が多い分、コーチ、トレーナーも多い。
1人1人意見が違うのは当たり前。

しかし、
この選手に対してのアプローチは今はこういう風にしよう、
これがダメならこういう風にしようと
球団、フロント、現場(監督、コーチ、トレーナー)が一本化されている。
(みんなが良かれとバラバラな事を言うと選手が迷う。
迷わないように統一する)。

球団・監督の方針をチームに浸透させるため、
1軍から下位組織(2軍・3軍)まで巡回して情報を共有する。

王さんが今のホークスの土台を作った。
弱い時期から強くなっていったプロセス。
勝って当たり前、勝たないといけない。勝つ喜び。
ファンへの対応。

これらをマニュアルにして継承していく。

事業経営と一緒。
今年のヤクルト、オリックスは強い。
しかし来年、再来年はどうかというと疑問符。

経営も単年度良くてもダメ。
継続していなかければならない。

 

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