3月21日付日経新聞、
コラム「十字路」はドジャースオーナの助言」。
米大リーグ、ドジャースの開幕戦が
日本で開催され、大いに盛り上がった。
立役者の一人が
ドジャースのオーナーである
マーク・ウォルター氏。
同氏はNBAのレイカーズ、
英サッカーのチェルシーをはじめ
様々なプロスポーツのオーナーでもある。
そのウォルター氏に
投資機会を見出すコツを聞いたところ、
「いろいろな場所に出向いて、
直接人と会って話をすることだ」という。
一人で机にかじりついても
良いアイデアが出ないことはある。
そんなときはウォルター氏ではないが、
旅をしたり、人と会って対話したりすることが
解決の糸口になることも少なくない。
中国、北宋時代の大家・欧陽脩(おうようしゅう)は、
良いアイデアを得るには
「三上(さんじょう)」が適していると言っている。
一つは、「馬上(ばじょう)」。
馬に乗って移動している時。
現代では、
通勤中や移動中に思考が整理されたり、
良いアイデアが生まれる。
二つ目は、「枕上(ちんじょう)」。
就寝前や目覚めた時。
布団に入って
リラックスした状態では心が静まり、
昼間に考えつかなかったことを思いつく。
三つ目は、「厠上(しじょう)」。
トイレの中。
用を足す間の静かな時間は、
雑念が消えて思考が深まりやすくなる。
普段の仕事環境から
離れることの効用を説いている。
ウォルター氏の世界旅には及ばずとも、
我々も例えば、周囲の評判で決めつけず、
万博に自ら足を運んでもよい。
新しいアイデアに出会う機会を得られるかは
行動次第だと筆者は締めている。
良いアイデアや新しいアイデアが
生まれるかどうか分からないが、
私は3月30日~4月4日まで
香港、深圳に旅行する。
日系外食企業も香港、
深圳に進出している。
香港はシンガポールと並び金融都市。
深圳は中国のシリコンバレーと言われ、
ファーウエイ、
BYD(電気自動車)、
DJI(ドローン、アクションカメラ)の本社がある。
6年前中国で友人になった
日本語通訳者と再会、
現地を案内してもらう。
(よって次回3月31日の「五十嵐レポート」は休みます)