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●非関連多角化は空中分解 ●イタリア視察で学んだ事 ●市場ニッチャーの戦略3

「非関連多角化は空中分解」

11月9日(水)、戦略社長塾・東京・小岩校での話。

テーマは「強者の経営戦略」。強者の経営戦略の中に、
「強者は弱者が強くなる事を未然に防ぐため、
資金力を活かして近い業種を押さえる。
こうすることで総合的な1位を目指す。
これはM&Aになる。

M&Aは強者の戦略のため、
弱者は使わないようにすべき。
(中略)
強者の戦略が実行できるのは1,000社中5社しかない。
もし競争条件が不利な会社が強者の戦略を実行すると
ひどい結果になってしまう。

経営がおかしくなって倒産する。
これを狂者の戦略と呼ぶ」
と書かれています。

A社長のコメント、
「私は弱者ですから強者の戦略をやってはいけないと理解しました。
2000年に起業してがむしゃらにやってきました。
そこそこ現金資産ができました(無借金経営)。

しかし今は外部環境が低迷しており、
業績は前年度割れ。このままではジリ貧になります。

今のうちに次の柱を作る必要があります。
異業種の会社のM&Aを話があり、
前向きに考えています。

これはいかがでしょうか」。

B社長のコメント、
「その気持ちは解る。
私も本業が思わしくないときに他の業界の方に目が移った。
だけど失敗する確率は高い。

5年前、某大手コンサル会社の勧めで、
本業以外の新規事業に進出した。

まったく勝手が違い、
知識・ノウハウが未熟で大きな赤字を出して撤退した。
当時、相当な傷を負った。

今は、本業の周辺業務で大手がやりたがらない、
面倒くさい業務に進出。

ここでは案件は小口だが、
競争がないので、自分で価格を設定でき、
利益率は高い。ニッチトップを狙っている。

中小企業は、非関連の業界には原則どおり手を出さない方がいい」。

中小企業の非関連多角化は、会社が空中分解します。
つまり倒産予備軍になります。

M&Aは経営資源(人・資金)の分散になり、
本業とは違う分野への進出は、
知識・ノウハウの欠如により苦戦は必至。

本業までが弱くなります。

解っているようで解らない。

 

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