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●趣味は苦労 ●部下を叱れ ●盛者必衰の理

「趣味は苦労」

利益とは、
将来発生する費用への引当金であり、
経営力を計る「ものさし」であると
ドラッカーは言った。

どの社長が経営力に優れているか、
見た目ではわからない。

利益を基準にして見ると、
良い経営の仕組みができている会社と
上手くできていない会社がわかる。

それが社長の実力になる。

中小企業の卸売会社平均の
1人当り粗利益が8百万円、
1人当り純利益50万円とする。

卸売業A社は
1人当り粗利益が6百万円、
1人当り純利益が5万円だった。

A社は業界平均より粗利益が25%低い。
その影響で純利益が1/10。

著しく生産性が低いことはわかる。
根本的に経営の構造上に問題がある。

従業員を2人削って計算してみると、
1人当り粗利益が8百万円になった。

粗利益の生まない所に人を配分し、
粗利益の生む所に人の配分が少ないと推測される。
A社長はそれらを断行できるかどうか。

異なった事業を2つ経営しているB社長。
一つは得意な事業で他社との優位性がある。

もう一つの事業は得意ではなく、
他社との優位性はない、しかし好きである。

得意で優位性のある事業は黒字である。
得意でなく優位性のない事業は若干の赤字で
得意な事業から補填されている。

得意でなく優位性のない事業に
B社長は時間を取られ、いろいろ苦労している。

第三者の目で見れば、
得意でない優位性のない事業をやめ、
得意で優位性のある事業に専念すればいいと思う。

しかし、B社長はやめられない。
「B社長の趣味は苦労」という人もいる。

リサイクル事業C社の
1人当り粗利益は10百万円で
1人当り純利益は1百万円。

C社長は専門的な知識もあり
得意で他社より優位性を保っている。

このまま継続していくと良い会社になる。
ただC社長は調子に乗りやすくお金を使いたがる癖がある。

成果を上げるには、
得意である「強み」に集中すること。
「弱み」は成果を下げる。

異なった事業を同時に行うと
力が「分散」し弱まる。

これは「原則」なんだろう。
但し、行うのは人間。

人間は原則通りには動かない。
「感情」「性格」が立ち塞がる。
社長は「人間力」が大事と痛感。

 

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