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●賢者は歴史に学ぶ ●強みは選択と集中 ●兆しを察する

「賢者は歴史に学ぶ」

10月11日付日経新聞、
「非コンビニ分離」という記事。

セブン&アイHD(ホールディングス)は、
主力のコンビニエンスストア以外の
非中核事業を分離すると発表。

コンビニ事業の企業価値を高め、
カナダの同業者による買収提案に対抗する。

イトーヨーカドー(総合スーパー)、
ヨークベニマル(食品スーパー)、デニーズ(外食)、
赤ちゃん本舗(ベビー用品)、ロフト(生活雑貨)など
非中核事業を運営するための別途持ち株会社を設立する。

なぜ分離するのか?

背景には非中核事業
(スーパー、外食、専門店事業)を切り離すことで、

中核のコンビニ事業に専念し、
経営力を集中させ、
株価を引き上げる狙いがある。

株価を引き上げないと
カナダ企業に買収されてしまう。

セブン&アイHDは多角化したことで、
企業価値が高まらず、停滞していた。

以前では多角化、複合化は
企業規模を拡大するのに良い方策とされていた。

それが今では、
多角化にすることで力が分散し、
力がどれも弱まるという考え方に変わってきた。

どの事業にも強い競争相手が存在している事実。

未上場であれば、
株主から何も言われることなく、
また買収の危険もない。

上場企業故に、
株主から意見も言われ、
買収の危険も多い。

昔、イトーヨーカドーのライバルだった
ダイエーは企業再建のため、
スーパーを残して、他の事業を処分した

(実はダイエーもコンビニ事業を中核事業とし、
スーパー事業その他を売却していれば、
今でも会社は残ったと思う)。

小さな会社は未上場故に、
余程のことがない限り、
第三者から何も言われない。

だから、本業以外にも
いろんな事業に手を出す会社が多い。

そしてどれもあまり芳しくない。
本業の利益が他の事業の赤字補填をしている。

「苦労は買ってでもしろ」と昔の人は言う。
しかし、買わなくてもいい苦労は買わない方がいい。

自分の不得意な事をするより
得意な事に専業した方が楽しい苦労になる。

また昔の人は言った、
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」。

セブン&アイの新聞記事でどう学ぶか。

 

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