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●良いものなら高く売る ●山の上のパン屋 ●謙(けん)は亨(とお)る

「良いものなら高く売る」

日経新聞夕刊「こころの玉手箱」(23.10.16~20)は
ミキハウス(八尾市)社長の木村皓一氏。

事業は妻と2人で始まった。
妻がデザインし、
近所の主婦たちが内職で縫製した。

婦人服を製造していた父は
良質なモノを安く売るのが
ビジネスモデルだと思っていた。

このままでは立ち行かなくなると思っていた。

経営の根幹は父とは真逆で、
「良いものなら高く売る」だった。

今では、
海外での販売単価は日本の1.8倍だが、
富裕層によく売れる。

素材にこだわり、
最高品質の綿を最高の職人が手掛ける。

ベビー服は生まれて
初めて身につけるものだから
いいものを届ける。

高く売れれば
日本の縫製工の賃金も上げられる。

本社社員の国籍は10カ国以上。
海外での販売を増やしても
生産は絶対に日本。

海外生産すればコストは下がるが
これだけは譲れない。

10月18日付日経新聞、
「地域発世界へ」は奥谷金網製作所(神戸市)。

工業用金網を手掛け、
特殊プレス加工技術「スーパーパッチング」に強みを持つ。

大手や同業他社ができない技術を磨いてきた。
製品価格を競うのではなく、
付加価値を高めることで、海外での地位を確立する。

9月20日付日経新聞、
「地域発世界へ」は呉竹(奈良市)。

ペンやマーカー、絵の具など、
ユーザーの細かなニーズに対応した商品展開が強み。

奈良の墨から「墨汁」(商品名:僕滴)
や「くれ竹筆ペン」を開発、
その後サインペン、マーカー、カラー筆ペン等を開発。

安価な中国製品などとの違いを
実感してもらうために体験会を頻繁に開催。

日本で有名な大企業が
中国市場から撤退のニュースを目にする。
大量生産低価格は中国企業には勝てない。

上記の企業たちは、
自社の強みを磨いて
他社との違いを明確に打ち出して、
付加価値を創造している。

生産性も高まり、
高収益企業になり、
従業員の給料も平均より高くなる。

小さな会社でも同様で、
対象としている顧客に選ばれるには、
強い商品作り、強い提案力。

それが利益性を高めることになる。
くれぐれも同業者との価格競争に巻き込まれないように。

 

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