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●経営の有効性 ●ランチェスター全国代理店ランキング発表 ●財務上の見通しを立てておく

「経営の有効性」
経営を実際に進めるには、
どのような商品・サービスを、どこの地域の、
誰に対して、どのような売り方をするかを決める必要がある。
その後、
人を配分し、役割分担を決める。
さらに資金を調達し、
必要なものに資金を配分する。
これらを「経営システム」
または「経営の仕組み」と呼んでいる。
経営システムは、形がない。
はたして自社の経営システムが
上手く構築されているかどうかは、
良く解らない。
このあたりが経営を難しくしている原因になっている。
経営システムが上手くいっているか否かを
判断するのが「利益」になる。
利益は、
会社を長期的に維持するために必要な資金になる
とともに経営システムの有効性を確かめる役割を持っている。
利益性分析の1つに、
「損益余裕率」がある。
経常利益÷粗利益=損益余裕率%。
経常利益が粗利益の中の何%占めているか。
自社の経営効率が高いか低いかが見えてくる。
上場企業(居酒屋業界)の
有価証券報告書を活用して調べてみた。
中小企業の飲食業の損益余裕率の平均は4~5%。
ワタミ1.2%。
三光マーケティング0.4%。
大庄1.0%。
串カツ田中16.9%。
鳥貴族7.1%。
ハブ10.1%。
一六堂8.5%。
平均より下回っているのは、
ワタミ、三光マーケティング、大庄。
平均より上回っているのは、
串カツ田中、鳥貴族、ハブ、一六堂。
下回っている会社の共通点は、
老舗(30年以上)で多業態の店舗を運営している。
上回っている会社は、
一六堂を除くと、単一業態。
飲食業で重要なのは、
1.単純化(シンプル)。
2.標準化(スタンダード)。
3.専門化(スペシャリティ)。
単一業態は一点集中であり力が強まり、
多業態は多角化で力が分散につながる。
また、単一業態の方が、単純化・標準化・専門化がしやすい。
これは上場企業の居酒屋の話だが、
異業種にも参考になる。
利益性分析すると
経営システムが上手くいっているか否かが良く解る。

 

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