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●社長の醍醐味 ●中小の休廃業率 ●いちばん尊い学びとは

「社長の醍醐味」

社長は社員を注意することに悩んでいた。

過去、社員がやってはいけないこと(些細な事だが)
を社長は注意しなかった。
見てみぬふりをした。

後輩の社員も同じことをしていた。
社員は悪いこと思っていない。

社長は些細なことから色々派生することで、
ここで何とかしないといけないと思っていた。

中国の古典、「孫子の兵法」の
孫子が呉王に召された時の話。

女官たちに練兵をした。
最初、孫子が号令をしても女官たちは動かなかった。
孫子は「私が悪かった。説明が良くなかった」詳しく説明した。

次に号令したが、女官たちは動かなかった。
孫子は、「最初は私に落度があったが、今回は違う。
動かなかったのは、隊長の責任である」。
隊長を罰した。

次に号令をしたときには、
女官全員が号令通りに動いた。

規律の大切さ。
守らないのはまずトップの責任。
不徹底さを詫びる。

ルールを徹底・遵守。
守らない場合は処罰。

社長は会議を開き、
ルールの不徹底を謝り、
再度書面でルールを徹底することを社員に要請した。
すんなり社員は受け入れた。

その後、
社長と社員間の報告・連絡・相談が良くなっていった。
悩んでいたことがウソのようだった。

中小製造業者の話。
トヨタタイムズの動画
トヨタ生産方式の秘密」を社員勉強会に活用した。

鑑賞後、各自に意見・感想を述べることになった。
それらをホワイトボードに書いていった。

社長は気が付いた。

必ずしも役席が上だからといって、
良い意見を言うとは限らないことを。

若手社員が本質を理解し、
自社に置き換えてやれることを述べた。
社長は良い人材がいること知った。

自社で社員研修を行っている会社の話。
2年が過ぎ、参加している社員に変化が。

普通の社員は自分の仕事しか見えない。
周りが見えない。

勉強していくと、
仕事の全体像が見えてくる。
会社は粗利益で生きている。

顧客起点の発想が芽生えてくる。
経営陣と同じ視点で仕事をするようになってきた。

自社で行う(社長がリーダーとなって)社員研修は、
良い人材の発掘の場になる。

やらないと社員の潜在能力を引き出すことは難しい。
そして継続して行う。

徐々に社員は変化して、
思わぬ能力を発揮する。

社長の醍醐味。

 

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