「社長の役目を再確認する」
良き社長になるには、
社長の役目を正しく認識し、
役目のレベルを高める必要がある。
もし自分の役目を正しく認識していなく、
役目のレベルを高める勉強をしていなければ、
良き社長にはなれない。
社長の役目を知るには、
軍隊の将校が研究したテーマを
参考にすると解りやすい。
1.敵の兵力数、武器、戦い方の情報を集める。
2.大義名分(経営する意味)を考える。
3.兵器(商品・サービス)の決定。
4.戦場(営業地域)の決定。
5.進軍するルート(流通チャネル)を決める。
6.戦闘時の陣組(営業方法)を考える。
7.部隊(組織作り)を編成する。
8.教育・訓練(従業員の教育・訓練)。
9.軍資金の調達と配分(資金、財務)。
10.補給方法(仕入れ、粗利の確保)の決定。
11.作戦計画書(経営計画書)。
これらにお客活動を加えれば、
社長の役目と同じになる。
そして各々レベルアップを図っていく。
小さな会社は、
弱者の戦略概念で考え
行動すると成果が出やすくなる。
1.強い会社と違ったやり方をする。
差別化。競争条件の異質化を図る。
2.目標の決定は小規模1位主義、部分1位主義。
3.戦わずして勝つ、勝ちやすきに勝つことを考える。
細分化して発見する。
4.強みを強くする。弱みは切り捨てる。
5.接近戦。直接戦。エンドユーザーに近づく。
6.狭域戦。近距離戦。
営業地域を近い所を重視し、地域を狭める。
7.集中主義。
8.軽装備。金をかけない。スピード重視。
9.革新の研究と工夫。
経営を研究していないと、
日々の業務が経営であると錯覚する。
それは戦術であり(戦術も大事であるが)、
戦略ではないため、
突然の変化に対応できなくなる。
小さな会社は競争条件が不利なため、
常に厳しい対応を迫られる。
そこで弱者の戦略概念を参考にして対応すると
独自性を発揮することができ、
同業者が苦しむ中、一つ抜きんでることができる。
ただ人には欲があるため、
ブレることが生じる。
ついすぐに儲かるものに手を出したり、
遠方まで営業してしまう。
その都度修正する必要がある。
人が健康を維持するため日々訓練するように
経営も会社の健康を維持するため、
日々訓練する必要がある。
定期的に原点を見直すことも大事。