「日経新聞を読んでみると・・・」
今となっては、私が対応する社長たちは年下になってきた。
それも30代、40代。最近は20代も登場。
現在、次世代を担う人たち。
彼らに最近言っていることは、
「日経新聞を読みましょう」。
最近の傾向ですが、新聞を取らない。
情報はすべてスマホを使ってネットからという人が多い。
スマホ・パソコン経由でネットから
情報収集するは必要不可欠で大事。
それと新聞を読んで情報収集とは全く別もの。
ネットからの情報はこちらから欲しい情報を得ることが多い。
新聞からは知りたい情報ではなく、
知らない情報が向こうから目に入って来る。
私の場合、
新聞の一面から全体を見回す。
気になった記事はマーカーで囲む。
それを二面、三面と続き、最後は文化欄へ。
マーカーで囲んだ記事をスクラップし、じっくり読む。
これを毎日繰り返す。
ある一定の期間が経つと時系列で記事を読む。
世の中の流れが見えてくる。
運送会社の後継者も日経新聞を読み始めた。
運送業界のことは現場からよく知っていたが、
周りの業界のことは知らなかった。
新聞を読むことで、
取り巻く業界や外部環境のことも解るようになってきた。
そのために先の事に対して
素早く手を打つことができるようになった。
ITエンジニアは、IT業界が常識だと思っていた。
中小企業の社長と付き合うと違和感を覚えた。
日経新聞を読み始めた。
違う反応があった。
「世の中はそれほど進んでない。
表面的にはそうかもしれないが、
水面下では進んでいる状態。
上から目線でも、
おごりでもなく、
そんなITは10年前に完了している
と思っていることがニュースになっている。
IT企業と一般企業のレベルは大きな隔たりがある。
自分がいた環境は、
最先端といっても過言ではない環境だった。
とても恵まれている。
これを小さな会社に伝えたい。
業務を楽にさせたい」。
ITエンジニアの驚きは、
日本がここ10年経済成長がされていないことの証明。
日本の生産性の低さはここにある。
特に日本の足を引っ張っている中小企業の生産性。
戦略×IT=生産性向上。