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●新しいビジネスはすぐ近くにある●町工場×トヨタ生産方式●頑固さという錆

「新しいビジネスはすぐ近くにある」

日経ビジネス誌に
元LINE社長の森川亮氏(現C Channel代表)の話があった。

大学卒業後、日本テレビ放送網に入社。
新規事業部門で黎明期のインターネットに魅せられ、
ネット広告や映像配信などインターネットを活用するビジネスを立ち上げた。

ところが社内から猛反発。
当時、テレビ局では
インターネットは「敵」だった。

その後、ソニーに転職。
テレビとインターネットをつなごうとすると、
「必要ない」「けしからん」と非難の嵐。

韓国のハンゲームジャパン(現LINE)入社。
パソコン、ケータイ、
そしてスマホに主戦場が変わっていった。

2011年3月11日、東日本大震災。
その3か月後、
コミュニケーションアプリ「LINE」が産声を上げた。

スマホの「電話帳」を使って友人とつながる。
そこから飛躍的に伸びた。

新しいビジネスはすぐ近くに。
ただ、その種を摘み取ってしまうことがある。

創業して10年の理化学機器販売会社。
この10年黒字になることはなく、
青色吐息だった。

土日は生計を立てるため、
アルバイトしていた。

4年前に1枚の経営計画書を書いた。
その中に中古理化学機器販売と
小さく書いてあった。

大学の研究者から使わなくなった機械を
タダ同然に引き取り、
販売してみたところ思った以上に高く売れた。

そこから官公庁の理化学機器の払い下げの入札に参加し、
一つひとつ実績を作っていった。

ホームページは、
主力の新品の理化学機器販売を削除し、
中古の理化学機器販売だけにした。

1年、2年経つうちに
中古理化学機器で知られるようになった。

既存の中古販売会社は
「半導体」「工場用備品」「オフィス機器」「医療機器」などから派生し、
「理化学機器」についての知識が殆どない。

「新品」を取り扱える「中古業者」がいない。
「新品」+「中古」などお客のニーズに合わせて
臨機応変に対応が可能。

今はアルバイトも必要なくなり、
経常利益も1,000万円を超える
(1人当たり200万円)ようになった。

業績は倍々になっていく。

必要ない人には粗大ゴミだが、
必要な人には宝物。

これらをつなげるビジネス。
インターネットならではのビジネス(実はアナログが命)。

新しいビジネスはすぐ近くにある。

 

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