「必要なのは成功する小さな会社」
11月7日付日経新聞のオピニオンより。
2020年7~9月期決算で、
米アマゾンは4割近い増収と好調。
ずっと規模は小さいが、
売上倍増とアマゾンをしのぐ勢いの成長は
カナダの電子商取引(EC)システム会社、ショッピファイ。
ショッピファイは2004年創業。
スノーボードのネット販売を始めたが、
大企業向けのシステムばかりで困ったのをきっかけに立ち上げた。
サイト作成や顧客管理、決済、配送など
ECに必要な機能を用意し、
月額29ドルからという手ごろな料金で提供する。
175ヶ国に進出。
米国のEC市場では
アマゾンに次いでシェア2位。
同社CEO、
「私たちの経済にもうメガ企業はいらない。
必要なのはたくさんの成功する小さな企業だ」。
一方日本では、BASE社。
創業は2012年。学生だったCEO(最高経営責任者)が
母親から「ネットショップを作ってみたいが、
難しくてよくわからない」と相談を受けたことがきっかけ。
個人や中小企業も
手軽に使えるサービスを作ろうと自ら開発、
12年11月にシステムの提供を始めた。
今年4~6月期の営業利益は
前年同期比9倍強の6億4000万円。
コロナ禍により外出を控え、
EC利用者が急激に増えた。
「思い描いた未来が数年早く訪れた感覚だ」。
BASE社CEO
「僕たちは大規模店よりも個人(商店)に賭けている」
(日経新聞より)
以前はホームページもECサイトも
専門家にお願いしないと出来なかった。
それなりの価格もするため、
個人レベルでは二の足を踏んでいた。
売り切りから定額制にシフトしたこともあり、
月額では低額に抑えることができた。
さらにコロナ禍により飛躍的に
個人事業主を中心に需要が高まった。
個人事業主や
小さな会社の活躍する機会がまた増えた。
それに伴い競争も増えていく。
やはりここでも「経営戦略」は必要になる。
小さな会社×IT(EC)×経営戦略
成長するヒントはここにある!