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●心に火をつける ●書店離れ ●新しい経済満足を生み出す

「心に火をつける」
 
ランチェスター「組織戦略」テキストに下記のことが書かれています。
 
「教師には3つのタイプがいる。
1人目は、教科書を下手に教える人。
2人目は、教科書を上手に教える人。
3人目は、教科書を上手に教えるのはもちろん、学生の心に火をつける人。
これは従業員教育にも同じことがいえる」。 
 
社長が従業員の心に火をつけることができるかどうか。
 
社長と従業員の利害は対立すると言われています。
会社側から見ると、
従業員は経営の目的・目標を達成する手段になります。
 
従業員の立場では、
自分の人生が目的であって、仕事は生活費を稼ぐ手段になります。
 
対立する構造になっています。
 
人の心理を理解するには、
マズローの基本的欲求(5段階)を参考になります。
 
人間の第1段階の欲求は、生理的欲求。生命維持に関する欲求です。食べること、睡眠など。
 
第2段階は、安全の欲求。心身の健康や安定した収入を確保したいという欲求。
 
第3段階は、所属と愛の欲求。孤独から仲間や恋人をほしいという欲求。
 
第4段階は、承認の欲求。自尊心と他者からの承認です。
自尊心は自信・能力・熟練に対する欲求で、
他者からの承認は名声・表彰・受容・地位・評判など。
 
第5段階は、自己実現の欲求。
愛情欲求や承認の欲求が適度に満足された後に
自分がどこまで成長できるか挑戦する欲求です。
 
従業員は会社の一員ということで、
第3段階の「所属の欲求」は満たされており、
次の第4段階の「承認の欲求」へステップアップ。
 
ここから従業員教育が必要になります。
学び、実践、認め、評価すること。
 
そこで自信がついたら、
第5段階の「自己実現の欲求」へステップアップ。
 
第4段階当たりから従業員の心に火をつけたいものです。

 

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