「小さな会社の経営差別化」
小さな会社は、
強い会社を攻撃しない、
強い会社と違った経営をする。
強い会社のマネをしない。
いわゆる経営の差別化をする。
ではどうすれば、
経営の差別化ができるのか?
1.お客に役立つこと、喜ばれることを最優先に考える。
2.我々業界は特殊だと言わない、考えない。業界の常識を疑う。
3.同業者がしないことを考えて実行する。
4.差別化に成功した事例を20例以上集め研究する。
5.同業者と付き合ない。
こうすると経営の差別化がしやすくなる。
そして弱者の戦略の
「接近戦」「一騎打ち戦」
「直接戦」「小規模1位」のキーワードを
活用して実践していく。
資材原価の高騰で商品を
値上げしなければならないところ、
競合先との関係でなかなか値上げ
できないでいる卸売会社がある。
扱い商品では差別化ができない。
その場合、
お客に役立つこと、
喜ばれることは何かを考えると
活路を見出すことができる。
ある士業は
同業がやりたがらない
面倒くさい仕事をよろこんで受ける。
そこから徐々に間口を広げて、
取引を大きくしている。
営業地域を地元に絞り、
常に接近戦で営業している。
「地元」「接近戦」でいくと、
大手事務所にも十分勝てる手ごたえがある。
ある小さな小売業者の商品は
小ロットで国内生産。
一方大手は海外にて大量生産。
現在、コロナが静まり、
消費環境は回復基調し、
自社はコロナ前に戻った。
しかし大手は85%前後の回復。
中国のロックダウンの影響もあり
海外生産の商品が行き渡らない。
現在のところ、
国内生産で小回りの利く小さな会社に分がある。
新聞やビジネス書は
大企業中心の内容が多く、
小さな会社にはなかなか参考になることが少ない。
上記にある差別化に対する5項目を実行していけば、
答えはでてくるのではないか。