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●小さくても勝てる ●あすへの話題 ●枢機

「小さくても勝てる」

4月22日~25日、日経新聞が
「小さくても勝てる」を特集した。

国内336万社の中小企業が
大企業にできないイノベーションを実現すれば、
日本は成長軌道を取り戻せると書かれている。

一つ目は、「隠れたチャンピオン」。
23年GDPで日本を抜いたドイツでは、
中小企業1社当たりの輸出額は日本の2.8倍。

ドイツ人はニッチ分野で高いシェアを握る企業を
「隠れたチャンピオン」と称賛する。

国(日本)は、
中小企業が得意分野を伸ばし、
規模を大きく中堅企業に成長する好循環を
日本の経済再生の切り札と考えている。

二つ目は、「俊敏さで大を制す」。
歯車は小さい方が速く回る。
(中小企業の)経営者が意欲と戦略を持てば、
小さな企業のほうが(大企業より)
俊敏にビジネスモデルを変えられる。

三つ目は、「脱ケイレツ」。
ある中小製造業は売上高の8割弱を
自動車向けが占めることに危機感を抱く。

00年頃から医療機器や
工作機器向けの顧客開拓を進めた。

今は自動車の比率は3割まで落とした。
「経営が健全なうちに特定の業種(企業)に
依存しない収益基盤にすることが大切」。

四つ目は、「やらない経営、強みを育む」。
医療機器メーカー、マニー(東証プライム)の
4つの「やらない経営」。

1.医療機器以外扱わない。
2.世界一の品質以外は目指さない。
3.製品寿命の短い製品は扱わない。
4.ニッチ市場(年間世界市場5,000億円程度以下)以外に参入しない。

成算のない新規事業に手を出さず、
強い分野に経営資源を集中することで成長の可能性を高める。

競争相手がやりたがらない、
手を出さないものを深掘りして一番を狙う。

価格競争に巻き込まれない、
違った土俵で勝負する。

意思決定の速さ。
今起こっている問題を明確に認識し答えを導き出す。
ここは大企業より早くできる。

特定の企業に売上の比重を上げない。
顧客を分散させる。

限られた経営資源なので
「やらないこと」を決める(経営資源の分散を避ける)。

一点集中して強みを作る。
やはり昔から変わらず小さな会社の「原理原則」。

 

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