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●将来対策を ●バズワードで見る中国 ●文徳を修める

「将来対策を」

日曜の社長塾は、
「経営計画の立て方」。

その中で、
「将来の事業に対する先行投資」がある。

ライフサイクルが示す通り、
今売れている商品もやがて売れなくなる日が来る。

どんな良い事業もいずれ凋落する運命にある。
小売業、飲食業では立地にもライフサイクルがあり、
人の動きが変わることがある。

特定の商品や特定の業界や地域に執着すると
会社は衰退していく。

こうならないために
中長期の計画が必要になってくる。

人員の3%~5%を将来対策に配分する。
会社の規模が従業員30人の場合、1~2人。
50人の場合、2~3人を将来対策に人を配分する。

30人以内の会社では
社長1人が担当することになる。

将来対策を考えている中小企業の社長は少ない。

近隣に大型スーパーや量販店が出店してくると、
商店街は影響を受けて倒産や廃業が多く出る。

海外から安い商品が入ってくると、
同じ商品を作っている会社は消えていってしまう。

厳しいようだけれど、
社長の研究不足である。

社長は休日や業務時間外の時間を使って、
将来対策の研究をすること。
そうすれば、素早い対応ができるようになる。

11月24日付日経新聞、
「狙われた日産、タイで苦戦」という記事。

日産はタイで、
約1000人規模の人員削減や配置転換を実施する。

中国勢が日産中心に
シェアの低い日系ブランドを狙い撃ちし、
販売網を切り崩している。

日産は日本車大手では
最も古い1952年にタイに参入。

50~60年代にかけて
自動車産業の成長をけん引。

90年代の経営危機で後れをとり、
日産にとってタイの重要度は相対的に下がった。

22年から中国勢が本格化した。
この1年で倍増。
日産の販売店が中国系に置き換わっている。

日産のほか、スズキ、マツダ、三菱自の
販売店も中国系に鞍替えする動きがある
(オセロゲーム)。

孫子の兵法、
「勝ち易きに勝つ」。

弱いところから崩していく。
強者(トヨタ)には手を出さない。

怖い!
(東南アジア全域がやられてしまう。
漫画「キングダム」のようだ)

小さな会社は常に将来対策を怠りなく。

 

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